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ルパン三世・不二子の受難
官能リレー小説 - 二次創作

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ルパン三世・不二子の受難 2

地下室で目を覚ます不二子
「やっと、起きたか。」
男の子が不二子に話しかける。
「あなた。さっきの・・。」
不二子は両手首を手錠で拘束されていることに気づく。
「さて、そろそろ始めようか。」
もう一人男の子が部屋に入ってくる。
「!!」
暗い地下室の奥から現れたのは、不二子が探していた写真の男の子自身…如月博士のひとり息子、ミツルだった。
「…み、ミツル君……キミのお父さんは、如月博士は今どこに…うっ?」
ようやく見つけた男の子に質問しようとしたが、不二子の言葉はそこで中断させられた。
金属音をきしませて、両手首を縛めている手錠につながれたクサリが徐々に持ち上がり始めたのだ。
「…まずアレだ、吉岡君」
少しずつ、両手首ごと身体が吊り上げられてゆく感覚に戸惑う不二子をよそに、およそ子供らしからぬ落ち着いた態度で、ミツル少年はかたわらの助手…最初に出会った男の子を振り向きもせず、声をかける。
もちろん、そのミツル少年の視線は、両手首を縛められ、万歳したままの格好で天井に吊り上げられつつある彼女の身体に注がれていた。
「…どこかに武器を隠しているといけないから、この女の服の中をよく調べてやりなさい」
「…はい、よろこんで」
吉岡君、と呼ばれた少年助手がまるで居酒屋のアルバイトのように元気に答え、ついに足の先がわずかに床に触れるくらいまで吊り上げられてしまった不二子へと、小さな両手を伸ばし始めた。
「…な、何を馬鹿な…ぼ、ボクたち、いい子だからそんな悪ふざけなんかしちゃ……あっ?…ああっ!」
戸惑いを悟られまいと、落ち着いた口調で制止を試みつつ、吉岡少年に自由なままの両足で軽い蹴りを喰らわそうとした不二子の言葉はまた、身に覚えのある衝撃によって中断されてしまった。
(ス、スタンガン…じゃ、ない?)
悲鳴を上げて失神しそうになるのをこらえながら、彼女の左足首をつかんで微笑むミツル少年の手元を見た不二子は青ざめた。
「…ミツル博士特製の、手袋型スタンガンだよ、おねえさん?」
一見して子供用の、キャラクターをあしらった雪遊び用手袋に見えるそれは、ミツル少年の両手はもちろんのこと、彼のとなりで不二子を見上げる吉岡少年の両手をも包んでいたのだ。
「…だからおねえさん、抵抗したら、この手袋が火花を上げちゃうよ?」
説明する吉岡少年の、両手同士のわずかな隙間で、パチッ、と乾いた音と光が弾けた。

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