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月野うさぎとプリンスデマンド
官能リレー小説 - 二次創作

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月野うさぎとプリンスデマンド 75

部屋に残された2人

深い口付けを繰り返し続けている
うさぎは拒まずに、デマンドに任せたままにしていたが、とうとう呼吸が限界になって来た

「………う、…ごほっ」
唇が離れると、咽るように咳込んだ


「すまない……」
デマンドが珍しく動揺している

うさぎはそんな彼を抱き締め、微笑んだ
デマンドもうさぎを抱き締め、唇にかるくキスをした


「……ごめっ、……泣いたからか、急に…眠く……」
うさぎはデマンドの腕の中でウトウトしだした
デマンドは微笑んで
「よい。ゆっくりお眠り」
「……ありがと…」
そのままデマンドの腕の中で安心したかのように眠りについた
そんな、うさぎの頬にキスをする



眠ったうさぎを抱き部屋を出る

………ずっとセレニティが傍にいるだけで良いと思っていた
しかし、いざ手に入れると彼女の全てを求めるようになった
わたしに笑みを向けてほしい
自らわたしに触れてほしい
わたしを愛してると言ってほしい


そんな思いとは裏腹に、彼女がわたしの元を離れていきそうな予感にかられ、彼女を城に閉じ込め、誰にも合わせないようにした
毎晩、共に寝ても、身体を繋いでも彼女がわたしの元から去っていきそうな不安にかられた
セーラー戦士などに合わせれば、奴らの元へ戻りたがるだろう

それを阻止するために、この城に彼女の大事なものを作る必要があった

アロンとマナを

子さえ作ってしまえば全てわたしの思惑通りに進むはずだった
セレニティは完全にわたしのものになった


それなのに
アロンとマナを見つめる慈愛に満ちたその瞳ー
その瞳をわたしにも向けてほしいと思うようになった
その瞳をいつまで経ってもわたしに向けることはなかった

だからといってセレニティを手放す気はない
城に閉じ込めるしか方法が浮かばなかった

うさぎの部屋へ着いた

眠っているうさぎをベッドへ寝かせる
「?」
デマンドの上着が引っ張られている
原因を探ると、うさぎがしっかりとデマンドの服を握り締めていた

そっと、うさぎの手を服から離そうとしたが、しっかり握り締めているので離れない

先ほどうさぎが『貴方と一緒にいたい、離れたくない』と言っていたのを裏付けるように

デマンドは軽く微笑んだ
うさぎの無意識の行動に喜ぶ自分が意外だった
「………これは、困ったな…」




〜1時間後〜

「……ん」
うさぎが目を覚ました

なんか、暖かい……ずっと、こうしていたい……
うさぎは、その暖かさにまどろんでいた

10分くらいだろうか、まどろみから少しづつ意識が覚醒する
「! デマンド!」
デマンドに抱き締められて眠っていたようだ
デマンドは眠っていた
(どうしてっ!? 今朝方、何回もSEXしたのに!)

うさぎは顔を上げてデマンドの顔をみる
(いつもこうして一緒に寝てるのに、ふわふわして、暖かくて気持ち良かった……ずっと、こうしていたくなる……)

「…ん」
デマンドが覚醒する
うさぎは慌てて、デマンドの胸へ顔を埋めた
「……セレニティ」
デマンドが抱き締めていた腕をほどき、うさぎの頭をなでる
(どうやらセレニティには心を許せる話し相手が必要のようだ…。)

うさぎの額に軽くキスをした
「もう暫く、ゆっくり眠るといい」
そう言い、ベッドから降り身支度を整え部屋から出ていった


「なっ、何あれ…」
タヌキ寝入りがバレていたのかは分からないが、自分が眠っている間にいつも何をされているのか気になった
うさぎは思わず、キスされた、額に手をあてる



火川神社

まこと「そっか、うさぎちゃんデマンドと……」
亜美「やっぱり夫婦だもの。愛し合ってないと、幸せにはなれないもの……」
美奈子「うさぎちゃん……!」



「おやおや、皆さんは本当に仲がよろしいんですね」
セーラー戦士4人とルナ、アルテミスは声の主を探った

「「「ボヌールさん!?」」」
先ほど皆を車で送って帰って行ったボヌールがいた

美奈子「ボヌールさん、忘れものでもされたんですか?」
先ほど、間違いなく帰って行ったはずだ
セーラー戦士一同、ボヌールを嫌いではない
むしろ、信じたい
そう思いつつも身構えてしまう


ボヌールは笑みを絶やさず
「実は、城に戻ってすぐにデマンド様から命じられて戻って参りました」
レイ「デマンドから?」

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