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月野うさぎとプリンスデマンド
官能リレー小説 - 二次創作

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月野うさぎとプリンスデマンド 73

とにかく嫌がるルナ

ボヌール「……じつは、プリンセスは体調不良が続いております。お部屋も清潔に保っているのでご協力下さい」

ルナ「体調不良!? うさぎちゃんは無事なんですか!!!」
ボヌール「ご無事ですが、ご自身の目で確認して頂くのが一番かと思います」
ルナ「(確かに……シャンプーくらい、うさぎちゃんのために我慢しなくちゃ) わかりました、シャンプーして下さい」
ボヌール「かしこまりました」
ボヌールがニッコリと微笑むと従女2人がルナを連れて浴槽へ連れていく

ボヌール「問題はデマンド様ですね……」

ボヌールは、デマンドの側近なだけあって、サフィール同様、デマンドの性格やネオ・クイーン・セレニティをどれほど切望していたか、うさぎを手に入れ、うさぎへの執着も理解していた

ボヌール「(既にプリンセスは貴方様のものです。これ以上、悲しい思いをさせないであげて下さい……。)」



キィィ
ルナが出てきた
ボヌール「ご用意は出来ましたか? では参りましょう」
ルナ「(まだ、うさぎちゃんに会ってないのに、充分すぎるほど疲れたわっ!!)」



城の廊下をボヌールの後をおうように歩くルナ

ボヌール「申し上げておきますが、絶対にプリンセスを惑わせて城から逃がすようなマネはしないで下さい。あのお方は自らのご意志でデマンド様のものになられたのです」

ルナ「……そんなことしないわ。(うさぎちゃん、みんなのためにっ、自分からあの男のものになったのねっ、ごめんね……!)」

ボヌール「こちらの部屋です。様子を見て参りますので、こちらで少々お待ち下さい」
そう言い残し部屋へ入っていくボヌール

ルナ「(やっと、うさぎちゃんに会えるね…。話したいことは沢山あるけど……。うさぎちゃん)」


ボヌール「お待たせ致しました。どうぞお入り下さい」
ボヌールに促され、部屋へ入っていく

部屋に入ると、広い部屋の中心に大きなソファーがあり、デマンドとうさぎが座っていた

うさぎ「ルナ………!」
うさぎはルナを見ると、走って駆け寄る
ルナ「うさぎちゃんっ!!」
ルナも走って、うさぎに飛び付いた


うさぎ「会いたかった……!」
うさぎとルナは涙を流し、再会を喜んだ
ルナ「……うさぎちゃんっ、……ごめんねっ」
うさぎ「ううん、あたしこそっ……」


2人はずっと会いたかった存在を確かめるように、涙を流して再会を喜んだ


乳母「姫様、床にしゃがみこんではお身体が冷えます。どうぞソファーへ」

うさぎ「………」
ルナを抱いたまま、ソファーへ向かう
大きなソファーのデマンドと少し離れた所へ腰かける

ルナ「…うさぎちゃん、身体は大丈夫なの……?」
うさぎ「ええ、大丈夫よ…」
うさぎはルナに微笑む


デマンド「(この猫がネオ・クイーン・セレニティへと導いた、クイーンの相棒か……。まぁ、たかが猫だ。わたしのセレニティに手出しはしまい。)」
うさぎはルナをずっと抱き締めていた


ルナ「……うさぎちゃん…、ずっと会いたかった……!」
うさぎ「あたし……もっ…」
ルナ「…うさぎ…ちゃん」
うさぎはルナをずっと抱き締めて涙を流していた


しばらくして、泣き止んだルナが、うさぎの首元の赤いシミに気付く
ルナ「(うさぎちゃん……?)」
そして、うさぎがルナを抱き締めた時から感じていた違和感に気付く

うさぎの左手の薬指にシルバーの指輪がはめられていた
ルナを抱き締めた時に指輪がルナに触れていたのが違和感の原因だったようだ


うさぎ「……ルナ…?(何を、見ているの…?)」
ハッ!!
キスマーク!?
うさぎは慌てて、手でキスマークを隠す

うさぎ「ちっ、違うのっ、あたしドジだから、ぶつけちゃって……っ」
うさぎの瞳から涙が溢れる

うさぎ「見ないで〜!!」
抱き締めていた腕を緩められて、ルナは床にジャンプした
うさぎはルナに背を向けて、ソファーの背もたれに顔を隠すように泣いていた

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