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月野うさぎとプリンスデマンド
官能リレー小説 - 二次創作

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月野うさぎとプリンスデマンド 60

「………さっき、あたしが眠っていた間、ずっと側に居てくれたと聞いたとき、嬉しかった……」
デマンドは驚いてうさぎの顔をみる
「セレニティ」
「えっ!? あたし……////」

ドサッ
デマンドがうさぎをベッドへ押し倒して、うさぎの上に跨がる
「………病み上がりだというのに、あんまり可愛いと我慢が出来なくなる」
「……いいよ、抱いて……あたしの中にキて……」
「セレニティ……」
深くキスする2人
そのまま影が一つになる






〜翌朝〜
うさぎとデマンドが服を整えてベッドの横で抱き締め合っている
「……昼頃にまた来る。それまで、ゆっくり休んでおくといい」
「……うん…」
うさぎはデマンドを見送る

なんで熱なんか出たんだろ?
風邪すら滅多に……?
「まぁいっか! ゆっくり、なんてしてられないわ!!」
うさぎはクローゼットを開く
「………白いドレスが多いわね。ディズニーへ着ていくには動きにくそう」
クローゼット中はドレスばかりだった

そういえば、前に居住区へ行った時の洋服はドロイドが持ってきてくれた
退院の時は既に荷物を用意してくれてたし……


コンコン
「失礼致します。姫様、お加減はいかがですか?」
ベッドにうさぎの姿がない
「?」

「あ、乳母さ〜ん」
うさぎはクローゼットの中を漁っていた
「姫様、何をなさっておられるのですか?」
「あたしのドレス以外の洋服はどこにあるのかしら?」
そう言いながらクローゼットを漁る
「ドレスだと何か不都合でもあるのですか?」
「せっかくディズニーへ行くのに、ドレスだと動きにくそうだし、他の可愛い服を探してるんだけど……」

(ディズニー? お昼頃からデマンド様とお出掛けなさると……)
「ひっ、姫様っ、なんてお可愛いらしい!」
「へ?」
「デマンド様とお出掛けなさるためにお洒落をされるなんて! わたくしにお任せ下さいませ!」
乳母はうさぎに一例すると部屋から出ていった

…………勘違いされちゃったかしら?
普通に出掛けるくらいの洋服とかで構わないんだけどな。。
正直、キレイなドレスを着られるのは嬉しいけど、動きにいし、しょっちゅう裾で躓いてケガするし……



〜別室〜
「乳母殿、何をお探しですか?」
乳母が別室でクローゼットを漁っていた
「ボヌール様。姫様がドレス以外のお洋服をご所望されまして」
「プリンセスが? しかし普通の洋服でデマンド様のお隣にいらっしゃるのは不釣り合いですよ?」
「そうなんですが、姫様がデマンド様とお出掛けなさるために、可愛らしいお洋服が欲しいと……。姫様がお城に来られる前の、こんな露出の多い服でデマンド様と外出されるのは……」
(なるほどね。昼頃からディズニーへお出掛けなさるので、動きやすい洋服を…ね。)
「でしたら、わたくしからデマンド様にお伝えしましょう。デマンド様の許可なくプリンセスを城からお出しする訳には参りませんから」
にっこりと笑いながらボヌールが言う
「……はい、ボヌール様、お願い致します」




〜うさぎの部屋〜
コンコン
「姫様、失礼致します」
「あっ、乳母さん。服は?」
「申し訳ございません。いいものがなく、デマンド様にご相談しております」
「デマンドに?」
うさぎが考え込む
「姫様? もしやデマンド様に着飾った所をお見せしたかったのですか?」
「あっ、ううん。デマンドが………あたしの欲しいものを買ってくれようとするから……」
うさぎはステラ・ルーのぬいぐるみを見る

「愛されてる証拠ですよ。お気になさる事はございません」
「……………」
『ルベウスに命じて、全種類買って来させろ』
デマンドの言葉を思い出す

「あたしが望めば、本当に何でも買ってくれそうで……。デマンドの金銭感覚が怖い……」
「そういえば、デマンド様、お買い物をされた事などございませんからね」
「えぇっ!?」
買い物をした事がない!!?
「デマンド様の幼い頃から、身の回りの事は全て家来たちがして参りましたから」
うそぉ〜? どんなけ甘やかされて育ってんのよ!?
あり得ないっっ




コンコン
「失礼致します」
「ボヌールさん!」
「おはようございます、プリンセス。お加減はいかがですか?」
「ありがとうございます、もう大丈夫です」
「左様ですか」
にっこりと笑うボヌール

「お洋服の件ですが、ディズニーへ行かれる前にデパートかショッピングモールに寄って探してみましょう。居住区でドレスは目立ちすぎるので、デパートまでは先日の居住区へ行かれた時のお召し物で」
「ボヌールさん、あたしその服で構わないんですけど……」


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