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月野うさぎとプリンスデマンド
官能リレー小説 - 二次創作

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月野うさぎとプリンスデマンド 59

美奈子「ほ〜ら、マナちゃん!いないないばぁ〜!」
美奈子とまことが変顔をして泣き止ませようとする

マナ「わ〜〜〜ん!!」
レイ「………泣き虫は、うさぎの、母親譲りなのかしら?」
美奈子「かもしれないわね!」
亜美「ふふっ」


「マナ、どうした?」
マナ「あ〜!」

一同「「「えっ???」」」
一同が振り向くとデマンドが片手でマナを抱きかかえていた
マナは大好きなお父様に抱かれて、すっかり泣き止んで笑っている

ボヌール・乳母「「デマンド様!」」
デマンドに頭を下げる2人

デマンド「わざわざ来て貰ったのに、すまなかったな。また後日、改めて催そう。今日はアロンとマナと楽しんでいってくれ」

セーラー戦士「「「………………」」」

乳母「デマンド様、あの、姫様は?」
デマンド「汗をかいたから風呂に入りたいと言い出してな、部屋の風呂に入っている」
(注・うさぎの部屋は高級ホテルのスイートルームと似た造りになっており、部屋に洗面所、お風呂も付いている)
乳母「左様でございますか」

デマンド「ボヌール、あとでセレニティの部屋にアイスクリームを持ってきてくれ」
ボヌール「かしこまりました」

左手で抱っこしていたマナを、そっと揺りかごに戻す
「あ〜!」
マナは名残惜しそうにしている

デマンド「頼んだぞ」
そういうと食堂から去っていった


レイ「あれが………デマンド……」
美奈子以外のセーラー戦士はデマンドに合うのは初めてだった。
うさぎがクリスタル・パレスでデマンドに拐われたときに一度だけ見ただけだった

まこと「………なんか、絵本に出てくる王子様って感じ…」
亜美「ええ、一瞬で周りを惹き付ける気品があるというか…」
美奈子「そーなのよっ!! パッと見は超王子様、超イケメンじゃないっっっ!?」
亜美「……マナちゃん、とてもなついていたわね」
まこと「……カッコいい…」
レイ「あれが、うさぎの旦那……」



〜うさぎの部屋〜
セレニティは、まだ風呂か……
うさぎのベッドへ近づく
テーブルの上の紫のうさぎのぬいぐるみを見る

………セレニティが戻って来たら、話しをするつもりだったが…まぁよい、こんなものでセレニティが喜ぶなら…

『デマンド!』
うさぎが腰に抱き付いて来たのを思い出す
あれは何だったのだ?




「さっぱりした〜!」
うさぎがバスタオルで髪を拭きながら、浴室から出てきた
「あれ? 待っててくれたの?」
うさぎがデマンドに近付いてくる
デマンドがうさぎの頬を撫でる
「もう大丈夫なのか?」
「うん!もう大丈夫! ごめんね、心配かけて」

心配? わたしは心配をしていたのか?
セレニティの入院中、不安だったが……
これが心配するという事なのか?

「デマンド?」
「あ、いや………明日の昼からディズニーシーとやらに出掛けよう」
「ホント!? 楽しみ〜♪」
うさぎはまたステラ・ルーのぬいぐるみを抱き締める
「なんか、初めてだね。デートするの」
(デート? なんだそれは……?)



コンコン
部屋のドアをノックする音
「入れ」
ボヌール「失礼いたします。プリンセス、アイスクリームをお持ちいたしました」
「わ〜い、ありがとう!」
ベッドに座って喜んでアイスを食べるうさぎ

「ボヌール、デートとは何だ?」
「デートはですね、恋人、ご夫婦が2人ご一緒にプライベートでお出掛けされる事をいいます。デマンド様とプリンセスがディズニーへ行かれる事もデートですね」
「……そうなのか」
デマンドはうさぎをみる
アイスを食べ終えて満足している

ボヌール「わたしは食堂へ戻ります。セーラー戦士たち、とても仲が良く、アロン様とマナ様を可愛がっております」
「そうか………」
ボヌールが部屋から去っていく
「セレニティ」
うさぎの隣に座る

「すまなかった。おまえが離れていきそうで、奴らに合わせたくなかった」
一瞬怯むうさぎ
「ううん、あたしこそごめんなさい。あなたは約束を守ってくれたのに………あたしは……!」
(あたしが、まもちゃんの事を忘れられなくて……!)

「これからは出来る限り望みは叶えよう。だが、わたしから離れる事は許さんぞ」
座ったまま、うさぎを抱き締める
「うん………」
(ずっと側にいたもの…。それくらいわかってる。)

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