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月野うさぎとプリンスデマンド
官能リレー小説 - 二次創作

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月野うさぎとプリンスデマンド 57

この方々が姫様がお越し入れなさる前に親しくされていた方々……
わたくしがご存知な姫様は、いつも少し寂しそうで、よくお越し入れなさる前を思い出されている。
姫様はまだ、この方々の傍に戻りたいのでしょうか?
デマンド様にとても大切にされていらっしゃるのに、幸せそうに見えない。
………姫様……

乳母「ボヌールさん、『うさぎ』とは?」
ボヌール「プリンセスが地球で暮らされていた頃のお名前ですよ」
乳母「そうですか」


まこと「あ!忘れてた!」
まことが大きな袋を持って、ボヌールに近付いてきた

まこと「ボヌールさん、これをうさぎちゃんに渡してくれませんか?」
ボヌール「これは?」
まこと「たいしたものじゃないですが、退院祝いです。」
ボヌール「わかりました。お渡ししておきます。」
(デマンド様が拒まないといいんですが……。)

乳母がハッとする
(そういえば、姫様が居住区へ行かれた時のお召し物に未開封の手紙が入っていたわ……。デマンド様が処分するように。とおっしゃって……。)
美奈子「まこちゃん、今の退院祝いってなぁに?」
まこと「えっ、ぬいぐるみだよ!うさぎちゃんがこの城で頼る人も甘える相手もいないんじゃないか……と思って」
レイ「なんでそう思ったの?」

まこと「だってうさぎちゃん、病院で『退院したらまたみんなに会えなくなる』って言ってたから、寂しいんじゃないかと思って」
「「「………………………」」」

美奈子「それにしてもまこちゃん、ぬいぐるみなんて、いつ買ったの?」
まこと「えっっ/// 後輩とディズニーシーへ行った時に紫のうさぎのぬいぐるみを見かけて、うさぎちゃんが好きそうだな〜と………」
レイ・美奈子「後輩とディズニーシー!?」
まこと「あっ///」



「やめて!!!」
大きな声が響く

ルナが泣きながら
「うさぎちゃんが、身を差し出してみんなを守ってくれたから………みんなこうして幸せに暮らせるんじゃないっ!
うさぎちゃん………どんな気持ちでこの城で暮らしているか……」
「ルナ……」
アルテミスがルナを慰める


「ご心配には及びません。プリンセスでしたら、デマンド様がとても大切にされております。」
ボヌールが口を開く
「幸せは人それぞれ。プリンセスが本当に幸せかはわたしにもわかりませんが、デマンド様のお側で暮らしておられます。」
亜美「どういういきさつであれ、うさぎちゃんが幸せになってくれるといいんですが……」

まこと「まぁ、うさぎちゃんだもの!上手くやるって!」
美奈子「そうよね、うさぎちゃんは笑顔が一番似合うもの
ところで、まこちゃん!あたしのは!?」
まこと「へ?」
美奈子「ディズニーシーのうさぎってステラ・ルーちゃんでしょ!? あたしの分は!?」
まこと「え、いや……うさぎちゃんのしか買ってなくて、、(高いし…。)」
美奈子「え〜!!」

端から見ているボヌールがクスクスと笑う
ボヌール「少し席を外しますね。デマンド様とプリンセスのご様子を見て参ります」
まことから預かったプレゼントを持って、食堂を後にするボヌール

ボヌールの姿が見えなくなると
美奈子「ボヌールさんって本当にいい人よね! あの人がいなかったら、病院でもうさぎちゃんに会えなかったもの!」
まこと「そーだね、あの人が居てくれて良かったよ」
レイ「あーゆー普段からいい人が性格に裏表があるのよ! 油断ならないわね!」
まこと「まぁまぁレイちゃん」



〜うさぎの部屋〜
相変わらずデマンドが付き添っている

コンコン
部屋のドアをノックする音
ボヌール「失礼いたします。プリンセスのご様子はいかがですか?」
ベッドで眠っているうさぎ
ボヌール「だいぶ落ち着かれたご様子ですね」
デマンド「その持っているものは何だ?」

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