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月野うさぎとプリンスデマンド
官能リレー小説 - 二次創作

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月野うさぎとプリンスデマンド 48

リアンは病室のドアを開けた。
「失礼します」
「おはよう…ございます…」
「月野さん…?どうしたんですか?その髪…」
「今朝、起きたら…。髪の毛がすごく伸びていたんです…。申し訳ないんですけど、今からお城の執事に迎えをお願いしてよろしいですか?」
「は、はい!」
リアンは病室を出た。

その頃、城の食堂では食事を取っていた。
「サフィール。昨日の夜…、満月を見たか?」
「満月…。はい、見ましたよ。とてもきれいでしたね」

電話が鳴り響いた。
「はいはい」

ボヌールは受話器を取った。
「もしもし。はい…。わかりました、すぐに向かいます」

ボヌールは受話器を置いた。
「どうしたんですか?」
「今朝、プリンセスの髪の毛が足の下まで伸びたそうです…。これからプリンセスを迎えに行きます」
「私も行く。ご馳走様」
デマンドは朝食を食べ終えた。
その頃、うさぎの病室に内科医がいてうさぎの髪の毛を見てもらっていた。

「申し訳ありません…。髪の毛が伸びてしまった原因はわからないです…」
「そうですか…。ありがとうございます」
「月野さん、気を落とさないでください。今日は退院ですので、帰ってゆっくり休んでくださいね」
「はい…。ありがとうございます」
「それでは失礼します」
内科医は病室を出て、リアンと入れ違いで病室に入った。

「月野さん、朝食をお持ちしました」
「あっ、ありがとうございます」
「失礼します」
リアンは病室を出た。

「いただきます」
うさぎは朝食を食べ始めた。

その頃、デマンドとボヌールは車に乗って大学病院に向かっていた。

(セレニティの髪の毛が急に伸びるなんて…。一体どうしたというんだ…?それに…どこかで聞き覚えのある謎の声の正体も気になる…)
「デマンド様…。デマンド様!」
「あ、悪い…。なんだ?」
「プリンセスのことを考えてらしたのですか?」
「あ、ああ。城に帰って来たらセレニティと色々と話をしたいが、先に美容師達に伸びすぎた髪の毛を切ってもらった方がいいだろう」
「…そうですね。もうすぐ着きますよ」
ボヌールは車を大学病院に降ろした。

「私はセレニティの病室に行く。受付での退院手続きや入院費の支払いを頼む」
「は、はい」

デマンドは車のドアを開閉し、大学病院の入口に向かった。

その頃、うさぎはすでに朝食を食べ終えてリアンに髪の毛を梳かしてもらっていた。

「月野さんの髪の毛って本当にきれいですね」
「ありがとうございます」
デマンドは病室のドアを開けた。

「デマンド!」
「大丈夫か!?」
デマンドはドアを閉め、うさぎの所に行った。

「う、うん…。あっ、病室に入る時はノックしてよ!びっくりするじゃない!!」
「あ、ああ。申し訳ない…。お前のことが気になってしまって…」
リアンは微笑んだ。
「初めまして。月野さんの担当の看護師のリアンです」
「ど、どうも…」
デマンドはうさぎに会ったのは夜で誰もいない時だったので、リアンとは初対面である。

「それでは、1階でお待ちしてますね。失礼します」
リアンはドアを開閉し、病室を出た。

「セレニティ、本当に髪の毛が伸びてしまったんだな…」
「うん…」
デマンドはうさぎの髪の毛に触れた。

「美容師達に…伸びすぎた髪の毛を切ってもらった方がいいと思うのだが、以前のように短くしてもらうか?」
「ううん。伸びすぎた髪を切りそろえてもらうわ」
「…そうか」
「デマンド。興味があるかどうかはわからないけど、昨日の満月見た?」
「ああ。今までちゃんと見たことがなかったから、つい見とれてしまったくらいだ。お前も見たのか?」
「うん…。寝ている間だったけど、なんだか力が湧いて来るような感じがしたの…。これから…何かが起こるのかな…?」
「セレニティ…」
ボヌールは病室のドアをノックした。
「はい」

ボヌールは病室のドアを開けた。
「おお、プリンセス!おはようございます」
「おはようございます」

ボヌールはドアを閉め、うさぎの所に行った。
「プリンセス。1階でお医者様達が待っておられますよ。早く着替えて降りて来てください」
「あっ、はい!ボヌールさん、着替えたいのでバッグ取っていただけますか?」
「はい」
ボヌールはうさぎに大き目のバッグを渡した。

「ありがとうございます」
「デマンド様。プリンセスは着替えを行うので廊下で待っていましょう」
「ああ」
デマンドとボヌールは病室を出た。

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