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月野うさぎとプリンスデマンド
官能リレー小説 - 二次創作

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月野うさぎとプリンスデマンド 29

今日のデマンド、いつもより優しい?
地球侵略も終わって一安心でもしているのかしら?

「デマンド…ドコかへ行くつもりだったんじゃあ?」 
「ああ、おまえと一緒に居住区へな」

居住区!? 居住区って、みんなや地球の人たちがいる所よね?


「ヤツらに会いたいのだろう?」

確かに、ずっとみんなに会いたかった
でも…………会うのが怖い………
それでも…みんなの無事を確認しなきゃいけない気がする……


「………ええ」
何を、企んでいるの?
一緒にって、デマンドも一緒に行くのよね?
それでも…みんなに会いたい



意を決して立ち上がろうとする
ズキっ!!
「〜〜〜〜!//////」
「まだ立てない……か、なんなら抱いて連れて行こうか?」

抱いて……?
お姫様抱っこ?
「遠慮しますっ! /////」
あんなのっみんなに見られたら何て言われるかっ

「いつまで経っても他人行儀だな……」
デマンドが鼻で笑う
「ほぇぇ?」
デマンドが後ろからうさぎを抱き締める
「おまえは私の妻だ。もっと私に頼るといい。戦いがあれば私が戦おう。望みがあれば出来る限り叶えよう」
「…………………」

昔の記憶を思い出した
『戦いはもうイヤ…………普通の女の子でいたいの………』

「…………あたし………」
うさぎの声が震えていた
デマンドが強くうさぎを抱き締め
「何も言わなくてよい。こうして私の傍に居てくれれば………」

……あたし……もう戦わなくていいの?
…………この城に連れて来られてから、一度も変身して戦ってない
いつもキレイなドレスを着て、豪華な食事をして……

「デマンド」
「ん?」
うさぎは、後ろから自分の身体を抱きしめているデマンドの服の袖をぎゅっと握って
「今度………アロンとマナと、外に出たい……」
うさぎは何と答えが返ってくるか緊張している
「外へ……?」
デマンドが考え込むと急に空気が重くなるのを、うさぎは感じ取って
「っ、お城の庭でいいのっ! もう……長いこと外の空気を吸ってないしっ」
うさぎは捕らわれてから、城の中を自由に歩き回るのは許されていたが、出口がみつからなくて城の外へは一歩も出たことがなかった
アロンとマナを産んでからは、デマンドがうさぎの体調を気遣い、部屋から出さなかった


…………城の庭なら、護衛や見張りを付けるのは容易い
しかし……

「あー!さてはっ、あたしが逃げないか心配なんでしょ!」
部屋の中に元気いっぱいの声が響く
どうやら図星だったようだ

「あのねっ、だいたい貴方も一緒に行くのに逃げれる訳ないでしょ!」
意外な言葉にデマンドは目を丸くした
「わたしと…?」

「へ? 行かないの?」
うさぎはキョトンとした顔で不思議そうに訪ねた

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