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月野うさぎとプリンスデマンド
官能リレー小説 - 二次創作

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月野うさぎとプリンスデマンド 28

「そんなこと、何故尋ねる?」
「ん〜会ったことないな〜って。貴方と結婚するなら、挨拶しないと……だし」
結婚、という言葉に気をよくしたのか
「父上と母上は幼い頃に亡くなった」
「え? じゃあここに一人でずっと…?」
「いや、サフィールも一緒だった」
幼い兄弟でこんな所に………
「何故泣く?」
「え?」
うさぎは泣いていた
よく分からないが、涙が止まらなかった

デマンドがうさぎを抱き寄せて宥める
「寂しく………なかったの?」
「そんなこと考えたこともない」
あたしなら、きっと絶えられない
きっとプリンスって立場がそうさせてくれなかったんだろう
なんて可哀想な人なんだろう

「泣くな」
「だって……」
「これからおまえが傍にいてくれるのだろう?」
結婚したら………確かにそうなる……
「……アロンとマナも、あたしも一緒にいるよ」

ようやくセレニティも観念したようだ
わたしと結婚し、妃の地位を与え、もう絶対離さない



「……うぇ……ひっく……」
「泣き止んだか……」
やっと涙がとまった

ん?
よく見ると、ここはデマンドの腕の中
もしかして……ずっとこうしてくれていたの?
苦しくもなく、優しく抱き締めていてくれた
「…………デマンド、もう大丈夫だから…離して?」
やだっ、改めてこうしていると、何か照れる////
「おまえと、ずっとこうしていたい………」
うさぎの頭を撫でながら、うさぎの瞳を見つめて微笑む
デマンドの優しい瞳にうさぎはドキっとしてしまう
「どんな手を使っても手に入れたかった。やっと手に入れた私の愛しい妃………片時も離れたくない」
「え?」
「私のセレニティ」
デマンドがうさぎの瞳を覗き込み、唇と唇を合わせた
重なっていた唇がゆっくりと離れる
「……………まだ私が怖いか…?」
「え?」
デマンドの顔を見上げた
瞳と瞳が見つめ合う

うさぎの瞳は怯えている訳でもなく、睨んでいる訳でもなく……

美しい………
「まぁ良い。こうしておまえが傍にいるのだ」
…あたし…………
わからない……この人の事をどう思っているの?

「セレニティ……身体は平気か…?」
「えっ、」
立ち上がろうとする
ズキッ!
「〜〜!///」


「まだ立てない……か」
「////ごめんっっ」
………何でいつも繋がると狂ったように…この人を身体が求めるんだろう?
あたし……この人の事………好きなの?

何か硬いモノがあたっている気がする。下をみると
「…………デマンド////」
おちんちんが大きく膨らんでいた

そっと触ってみる
コレがいつも…あたしの中に入ってるのよね………
「デマンド……………寝て……」
デマンドがベッドへ寝転んだ
うさぎは口に男根を含んだ





「っ……ん…」
「…デマンド、気持ち…いい?」
何か、彼の感じる姿がとても可愛く見える

「………あぁ、気持ちいいよ……このまま出していいか?」

「……いや……貴方のイク所はあたしの中でしょう…?」

デマンドが軽く微笑み、うさぎの頭を撫でる
「そうだな………だが、今はやめておこう」
「……え?」
思い掛けない回答にうさぎは驚く

「わたしにはおまえの身体のほうが大切なのだよ。早く歩けるようになってくれ」



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