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月野うさぎとプリンスデマンド
官能リレー小説 - 二次創作

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月野うさぎとプリンスデマンド 16

あの時、銀水晶が大きな光を放ち、苦しんでいたうさぎの容態は落ち着いてきた。
落ち着いた時に自然分娩で子供を産んだ


「…産まれた……の?」
「ああ。すぐ合わせてやろう、起きれるか?」

うさぎはデマンドの手を借りて起き上がった
「…っ、きゃっ!?」
ぐらつく体をデマンドが支えてくれた
「ありがと…」

デマンドはうさぎの体を抱き上げた
「ちょ…デマンドっ!!」
「まだ体力が戻っていないのだろう?大人しく抱かれていろ」
「…………」
お姫様抱っこをされたまま、城の廊下を歩く

………そういえば、この廊下で誰かに合った事ないな… 城の奥の方なのかしら?
そこまでして、あたしを逃がさないようにしているの…?

実際、彼は変わった
体を奪われた頃はただ強引だったのに、最近はあたしの体調も気遣ってくれるようになった

ある部屋の前で彼の足が止まり、その部屋の中に入っていく…
「!! デマンド様」
見知らぬ自分より年上の女性がデマンドに頭を下げた

「子は?」
「こちらでございます」
「デマンド…お願い、下ろして…?」
何もいわずに、うさぎを下ろした

うさぎはおぼつかない足取りでちっちゃなベッドに近付いた

赤ん坊2人がすやすやと眠っていた
「……っ!!」
1人はうさぎと同じ金髪
1人はデマンドと同じ銀髪が延びていた

本当に双子だ…
それに、髪の色… 間違いなく彼の子供だ…よくわからない感情が込み上げてきた

「名前は…?」
「アロンとマナだ」


アロンとマナ…


うさぎは恐る恐る銀髪の子供に手を近付けた
「!!」
アロンがうさぎの人差し指をぎゅっと握った

「わかるんですよ、お母様だって」歳上の女性が優しくそう言った
「…っ!!」
涙が溢れてきた



………あたしは…この子たちがお腹の中にいる時も、子供を愛しく思ったり…しなかった…

こんなあたしを母だと思ってくれてるの…?
「……っ…」


「デマンド……あたし…自分の手で、この子たちを育てたい…」

「考えておこう。今はまだゆっくり休むといい」
「………」
うさぎの体は、体力こそ低下しているものの、外見は今まで通りだった。妊娠して子供を産んだ後影もなかった




「……またこの子たちに会いに来てもいい…?」

「当たり前だ、そなたの子供なのだからな」
うさぎは子供たちを見つめた。 父親が誰であれ、この子たちに罪はない

妊娠してすぐに眠らされていたからか、まだ子供が産まれたなんて、夢みたいで信じれなかったが、少しずつ実感が湧いてきた


「疲れただろう? そろそろ戻ろうか」
「!! いゃ…もう少しだけ…」
子供から離れたくない…!
「またすぐに合わせてやる。今はゆっくり休むといい」


彼があたしの体調を気遣ってくれてるのは分かる
「……わかったわ…」



デマンドがうさぎの肩を抱き、うさぎの部屋へテレポートをした


うさぎの部屋



「そっか、テレポート出来たのね。最初っからテレポートしていけば良かったんじゃあ?」
「初めて我が子に合うのだ、心の準備も必要だろう」

あたしのため…?
「ふふっ、そうね」



「……デマンド……お願い、抱いて? 貴方と繋がりたいの…」


「ふっ、せっかくのお誘いだが、今はやめておこう」

「!? どうして!?」
「まだ体力が戻っていないのだろう」

「…っ!」



彼があたしを気遣ってくれてる… 確かにその通りなんだけど…


うさぎはデマンドの足元に膝まずき、彼のズボン、下着をずらし、男根を舐めだした

「やめろ!セレニティ!?」

「……はぁ…貴方がシたくなくても、あたしはシたい…」


…あたし…もう絶対にこの人から逃げられない… 子供のためにも、この人を頼るしかないんだ……
心の中で いつか、みんなが助けに来てくれる…って信じてた、でも…子供も産まれて、叶わぬ夢でしかない…

「……あたしは貴方のモノなんだって、あたしの体に貴方を刻みつけて…!」

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