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バイオハザード
官能リレー小説 - 二次創作

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バイオハザード 30



「…シェリー…どこにいるの…シェリー…」
車内で嘆くアネットを皆が慰める。心当たりのある場所を全て調べたが、シェリーは見つからなかった。
「…どうする?これから…」
エルザがハンクに問う。捜索を続けるか?諦めて脱出するか…
「…ッ!!」
突然、車のライトに人影が浮かび上がった。ハンクは急ブレーキを踏み、ハンドルをきる。
車は間一髪で人影を避けて止まった。
「た…助かった…」
エイダとクレアは安堵感に、その場に座り込んだ。

「…本当に!?シェリーは生きてるの!?」
クレアの話にアネットは嬉し涙を流す。
「…でも、はぐれてしまって…私…化物に…」
クレアは肉塊の化物にレイプされた事を思い出し、震えている。
同じ恥辱を経験している女達はクレアを優しく慰める。
「…あまり、ゆっくりしてられないわよ。」
突然、エイダが言った。
「何故だ?」
「…この町は爆撃されるの。だから、その前に脱出しないと…」
皆は、その話を疑わなかった。これだけの事態を片付けるには、それぐらいしか方法が無い。
エイダの言葉はシェリーを諦める方が良いという意味を含んでいた。皆がそれを理解していた為、沈黙が続いた。
「エイダ、あんたは脱出用の地下鉄を知っているな?」
ハンクの問いにエイダは頷く。
「シェリーは俺が捜しに行く。他の全員は先に地下鉄に乗り込んでいてくれ。」
ハンクの言葉にエルザが叫ぶ。
「アタシも行くわ。」
「ダメだ。」
ハンクは即座に言った。強い口調にエルザは渋々あきらめた。運転をエイダに変わり車を降りる。
「アネット、約束は必ず守る。」
ハンクの言葉にアネットは祈るように手を握った。


クレアから聞いた場所に到着したハンクは、捜索を始めた。
しばらくして女が倒れているのを発見し、駆け寄った。
赤い髪の女は、全裸で身体中を白濁した精液で汚されている。
「おい、しっかりしろ。」
ハンクが抱き起こすと、女は目を覚ました。
「…ぅ……ひッ!…いやッ!もう嫌アァッ!!」
女は突然叫び声をあげて、泣きだした。
ハンクは懸命に彼女をなだめ、落ち着かせると、話を聞いた。

「…なるほど、つまりあんたと一緒だったジルが、女の子を追っていったんだな?レジーナ。」
「…えぇ…それで…私は…私…」
レジーナはぶるぶると震えている。なにをされたかは想像がついた。彼女の性器からは白濁した精子が流れ出してくる。時折出血も混じっているので裂傷があるのだ。かなり酷い目にあったらしい…
「立てるか?」
そう言って手を取り、レジーナを立たせようとしたが、彼女の腰と膝はガクガクと震えてしまう。ハンクはレジーナを軽々と背負うとジルが行った方へ歩き出した。

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