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バイオハザード
官能リレー小説 - 二次創作

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バイオハザード 21

しばらく走ると、車のライトに人影が浮かび上がった。
手を振っているので、ゾンビではない。
ハンクは車を近付ける。どうやら2人の女性のようだ。
「お〜い!アタシらも乗せてくれ!」
バイクスーツの女が叫ぶ。ハンクは車を停めて2人を乗せた。
護送車なので、後部は広いスペースになっている。皆が簡単に自己紹介を済ませると、ハンクは再び車を走らせた。

「大丈夫。もう大丈夫よ…」
アネットが、ショック状態のレベッカを優しく抱きよせる。彼女の幼い容姿が娘と重なったのだろうか。

後部に移ったアネットにかわり、エルザが隣りに座った。
「アンタの格好…軍人なの?」

「いや…アンブレラの救援隊だ。」
Gウィルスを奪いにきたのだが、本当の事を言う訳にはいかない。ハンクはとっさに嘘をついた。
「そうか…で、これからどうすんの?」

「まずアネットの娘を救出、それから非常用の地下鉄で脱出する。」

「…分かった、アタシも手伝うよ。その娘を捜すの。」
エルザはそう言うと、銃に弾を補充し始めた。
「う…うぅ…」
朦朧としながら、レジーナは目を覚ました。
すぐ近くで女の声が聞こえてくる。
「あうッ!くッ!いやぁッ!!」
意識を集中させると、声をあげているのがジルだと分かった。
四つん這いの状態で、乳房を揺らしながら呻いている。その尻をむさぼるように犯しているのは、レジーナを襲った化物であった。
「やッ!ああぁッ!!」
ジルの叫びと同時に、化物が膣内に射精した。

ぐったりと倒れこむジルを満足そうに見下ろすと、化物は高く跳躍し、闇に消えていった。

「ジル!しっかりして!」
レジーナはジルを助け起こしながら、周囲を見渡す。
古い貯水槽のタンクの中にいるようだ。上にある出口まで高さがあり、人間には脱出不可能な状況であった。

「…う…レジーナ…」
ジルはレジーナにしがみつき、震えている。レジーナもジルを抱きよせて震えていた。
二人とも、自分たちの立場を理解してしまったのだ。
あの化物…
ハンターに監禁され飼われている事に…



その頃…森でハンターに襲われた記者のアリッサは、路地裏を走っていた。車で市内に戻った時、ゾンビの集団に遭遇し、車を捨てて命からがら逃げ出したのだ。
衣服はハンターに裂かれた為、裸身にコートだけの姿でいた。
やがて、アリッサは、バーにたどりついた。見慣れた行きつけの店で、アリッサはわずかながらに安堵感を感じた。
「助けて!開けて!」
アリッサが扉を叩き、叫ぶと、鍵が開けられ中に通された。
「助かった…ありが…」
感謝の言葉が詰まる。目の前の光景に、アリッサは愕然とした。


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