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まぶらほ
官能リレー小説 - 二次創作

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まぶらほ 26

「な!何をバカな事をい」
「いいわよ」
「え!?」
和樹の宣言を当然のように拒否しようとする夕菜の言葉に被せるように、玖里子はアッサリと首を縦に振る。
「な、何を言ってるんですか玖里子さん?」
「何って和樹がアタシと夕菜ちゃんを二人とも恋人にしたいっていうお願いをOKしただけよ?」
「い、言ってる意味分かってるんですか!?」
夕菜は信じられないとでも言うように、眼を見開きながら首を横に振る。
「ええ、もちろん・・・何を驚いてるの夕菜ちゃん?そもそも一夫一婦制なんて人類の歴史を考えればむしろ最近出来た考えなのよ?むしろ歴史的には、一夫多妻制の方がスタンダードな位よ。何よりアタシの望みは、生涯和樹と一緒に生きていく事なの・・・和樹がそうしたいって言うなら、ハーレムでも何でも別に構わないわ」
玖里子の言葉の迷いの無さに、夕菜同様和樹もまた度肝を抜かれている。
(ど、どうしちゃったんだ玖里子さん・・・実は僕、知らないうちに彼女に催眠術でも掛けちゃったのかな?)
だが、そんな戸惑いを無視するかのように、玖里子はもう我慢できないとでも言うように、和樹の股間の肉棒にむしゃぶりつく。
「んぐ、ごめんなさいご主人様・・・アタシもう我慢出来ないの・・・ずちゅずちゅじゅじゅ・・・んっんっんっ、んぐ、はん、じゅる・・・ずっずっずっ」
「ああ・・・く、玖里子さん・・・」
つい先程本番寸前でストップを掛けられ悶々としていたのは和樹も同じだった。
和樹は跪く美少女の口膣の気持ち良さにビクビクと腰を震わせ、玖里子の金色の巻き毛を優しく撫でる。
「な!何やってるんですか玖里子さん!和樹さんもそんなに気持ち良さそうにして・・・」
夕菜は愛しい恋人が他の女のフェラチオ奉仕によって快感を得ている目の前の光景に、嫉妬と悲しみの余り涙さえ浮かべていた。

「じゅる、んく・・・あら?まだ居たの夕菜ちゃん?用が無いなら悪いけど出て行ってくれる?んじゅる・・・」
玖里子は夕菜を無視するように、さらにストロークを続け、和樹の亀頭を舐めあげ、また口に含むことを幾度となく繰りかえした。
「・・・和樹さん・・・くすん、くすん・・」
(夕菜・・・)
ついに床に座り込み泣き出してしまった夕菜の姿に和樹は罪悪感に襲われる。
「玖里子さん・・・少しだけ待っていて下さい」
そう言うと和樹は玖里子の唇から肉棒を抜くと、泣きじゃくる夕菜に近づいて行く。
「夕菜」
和樹は泣きじゃくる夕菜の顎に手を当てると強引に彼女の唇を奪う。

「んんっ!?ちゅく・・ちゅるるる・・か、和樹さん?」
「夕菜・・・君がショックを受けるのは当然だ・・・本当にごめん!・・・でも、さっきも言った通り僕は夕菜も玖里子さんも同じ位愛してるんだ。これは僕の我が儘だって分ってるけど、出来れば僕は君とも、玖里子さんともズ〜ト一緒に居たいんだ・・・許してくれないか?」
和樹はこの時夕菜を失う事を覚悟していた。
常識で考えればこれはもう我が儘と言えるレベルを超えている。
だが、和樹は夕菜も、玖里子も、そして凜も全員を等しく愛しており、優柔不断な彼には誰かを選ぶ事など出来なかったのだ。
和樹はしばしの間無言で夕菜の審判を待った。
「・・・分りました・・・和樹さんがどうしてもそうしたいと言うなら仕方ありません・・・」
「!?ゆ、夕菜。ホントに良いの!?」
「はい・・・もちろん、和樹さんを他の女と共有するなんてホントは嫌ですけど、和樹さんと分かれるのはもっと嫌なんです・・・それに玖里子さんはお友達ですから、出来れば幸せに成って欲しいですし・・・」
夕菜は和樹の背後で微笑を浮かべている玖里子の顔をチラリと見ると、そう言って苦笑を浮かべる。
「でも!正妻はあくまで私ですからね!!」
「ふふふ・・・まあ、そこら辺は何れまた話し合いましょう」
「負けませんよ!!」
そう言って二人は視線で火花を散らした。
「ありがとう夕菜!玖里子さんも!!」
和樹は歓喜の表情を浮かべると、そう言って二人を同時に抱きしめるのであった。

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