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まぶらほ
官能リレー小説 - 二次創作

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まぶらほ 25

「ほら、大きくなったわよ!!」
彼女の言う通り、献身的な玖里子のフェラチオ奉仕によって、彼の肉棒は力強さを再び取り戻している。
初めて彼女の唇を股間の肉棒で味わった時とは、段違いの口技の巧みさに和樹は驚きを隠せなかった。
根が真面目な彼女の事だ。恐らく和樹に奉仕する以外にも、玖里子は家で疑似男根かそれに類するものを使って密かに練習しているのだろう。
少しでも愛する少年に気持ち良く成って欲しいという思いの積み重ねが、とうとう彼女にこれ程のテクニックを習得させたのだ。
「そうだね」
和樹は玖里子の言葉にニッコリと笑うと、半身を起こし、足元に跪いている玖里子を背中から抱き締めた。
「ふふふ・・・今度は後ろからしてくれるの?」
「うん!今日は玖里子さん随分ご奉仕してくれたからね!今度は僕が玖里子さんを気持ち良くしてあげる番だろう?」
そう言って和樹は縄で淫靡に縛られ強調されている玖里子の胸を背後から優しく揉みし抱いた。
「んッ・・・ありがとうご主人様・・・でも、アタシもう我慢出来なく成ってるの・・・来て」
玖里子は切なげな声でそう言うと、和樹の肉棒を掴んで、自ら股間に標準を合わせていく。
「うん!分かったスグに挿入してあげるからね!!」
和樹は玖里子の腰に手を添えると、今まさに彼女の膣内に自らの肉棒を挿入しようとした。


だが・・・
「もう!酷いじゃないですか和樹さん!ずっと待ってたのにちっとも来てくれないんですから!もう昼休み終わっちゃい・・・ましす・・・よ?・・・」
目を向けると突如として教室のドアが開かれ、一人の美少女が愕然とした表情で、和樹と玖里子の事を見詰めていた。
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと!なにやってるんですか!?」
目の前の余りに現実離れした光景に、普段なら問答無用で怒り狂い周囲一帯を火の海にするほどの破壊の魔法を乱発するはずの夕菜も、呆気にとられている。
「アラ、もうちょっとだったのに」
そう言って身体を起こした玖里子が、余裕の笑みを浮かべながら長い髪を掻き上げる。
「見たら分かるでしょう?悪いけどアタシたち、こういう関係なの。ねーご主人様?」
玖里子は夕菜の質問にそう答えると、絶句している和樹に自慢の胸を押し付けるように腕を絡める。
それを見た夕菜の顔色が見るみるうちに変わっていく。
「なっ!何を言ってるんです!離れて下さい!和樹さんは私の恋人で旦那様なんです!!」
まるで見せつけるように縄で飾られた全裸の肢体を和樹の体に絡める玖里子を、夕菜は強引に引き離そうとする。
「ちょ、ちょっと落ち着いてよ夕菜・・・」
このままでは何時切れて魔法を使いうか分からないない。
和樹は何とか誤魔化そうと必死に言い訳を考えるが、玖里子が全裸で魅力的な肢体を自分の体に絡み付いている今の状態を誤魔化すなど、どんな詐欺師や弁護士でも不可能だろう。
「アラ?それを言うなら和樹はアタシにとって、恋人で、旦那で、ご主人様よ!」
「ぐぬぬぬ」
あくまでも離れようとしない玖里子と和樹に、嫉妬と怒りで夜叉と化した夕菜の周囲に、漏れ出した魔力の影響で青い火花がバチバチと飛び散る。
(や、やばい!このままじゃ・・・)
和樹は夕菜の怒りの深さに真剣に命の危機を覚える。
「ふふふ・・・やろうって言うの?良いわよ!例え夕菜ちゃんでも、和樹は絶対に渡さないわ!!」
玖里子は脱ぎ捨てていた学生服の上着を羽織ると、懐から呪符を取り出す。彼女もまた臨戦態勢だ。
(ええい!ままよ!!)
迫り来る命の危機に和樹は半ば以上ヤケクソで覚悟を決めると、夕菜と玖里子の二人を抱きしめ、二人同時に強引にキスをした。
「んんん?!じゅ、じゅちゅ じゅるる じゅちゅ じゅちゅ、んふぅうぅ、うぅ、んんんっ・・・はぁ、はぁ、はぁ、和樹さん、いたったい何を・・・」
身も心も蕩けそうな和樹の長々とした口付けに、夕菜の怒りは爆発のタイミングを失い、戸惑いの表情を浮かべる。
「はぁ〜和樹ったら強引なんだから・・・」
戸惑いを露にする夕菜に比べて、玖里子はある程度和樹がこれから何を言わんとしている言葉を分かっているのか、楽しげな笑みさえ浮かべている。
「夕菜!玖里子さん!ごめんなさい!ぼ、僕は二人とも同じ位好きなんだ!夕菜も、玖里子さんも、二人とも僕の恋人に成ってください!!」
そう言うと和樹は床に頭を擦り付けるように土下座をする。

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