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METAL・MAX―征服の進軍―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―征服の進軍― 82

そしてクリスを交えた6人で盛り上がる。

「ぷはーっ。ドーパミンソーダはいいもんだな」
「バリバリソーダって、結構いけますね」
「アホウささみもうまいぜ」
「もぐもぐ…本当ですね」
「今日は結構盛大に稼いだからな」
「いいなぁ…僕も皆さんのように稼げるようになりたいですよ」

盛り上がりつつも、クリスはタクス達を少し羨む様子を見せていた。
それでエレナがふと思いついたようで、自分の手のひらに「ぽん」と握りこぶしで軽く叩いた。

「じゃさ、私達と一緒に来ない?」
「えっ?!」

クリスは、きょとんとしている。美少女のような綺麗な顔できょとんとすると、本当は女の子なんじゃないかとグレイス達も思ってしまった。

「クリスが手に入れた装甲トラックなら、今日みたいに狩りまくっても猟果をどっさり積めるし、長期行動用の燃料や食料を積むこともできる。お前さんも一人でカバガンと戦うよりよっぽど稼ぎやすいと思うぜ」
「武装がやや心もとないが、小型のミサイルランチャーか機銃類なら増設も利くだろ。仲間になってくれるなら、昼間手に入れた戦利品の機銃が二、三あるから積み足そう」

ボドーやタクスも、賛成して武装の追加まで申し出た。

「モンスターハンターになって、稼げって事ですか?」
「そうだぜ?嫌なら無理にとは言わん。考えてみてくれ」
「ね、クリス君は私達と一緒じゃ、いや?」
「わっ、エレナさん?」

エレナがクリスにしなだれかかるように、誘ってくる。
(彼と彼のクルマがあれば、レンタルタンク要らないから稼ぎやすいし、こんな綺麗な子、逃がしたくないし…)
やや不純な動機ではあったが、エレナは熱心に勧誘していた。
クリスはクリスで、どぎまぎしながらも考え込んでいた。
(どうする…?店の再建資金は欲しいし、一人で稼ぐには、悔しいけど僕だと戦力的にも足りないし…)
考え込むクリスと、勧誘か誘惑かわからなくなりかけているエレナに向けてタクスが言った。

「エレナ、誘惑してまで無理に引き込もうとするなよ。自分を大事にしろ。それとクリス、無理に今結論を出さなくてもいいぜ」
「えーっ?」
「あ、はい、そうですね」

エレナが若干機嫌を損ねたようだ。せっかくのチャンスなのにー…と表情に書いてあった。
タクスの助け舟でとりあえず落ち着きを取り戻したクリスは、ほっとした様子で胸に手を当てていた。

「ま、俺達は来てくれるなら歓迎するぜ。連れが悪い事しちまったな。すまん」
「いえ、とんでもない。僕こそ助けてもらって…」

ボドーが代わりに謝罪すると、クリスも恐縮して頭を下げた。
クリス自身、エレナ達美女3人と一緒に行ける事に欲が出ないわけではなかった。

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