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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 104

その矢先…。

『出てきゃがれ腰抜けぇ!!』
ランボ〜なソルジャーがロクな援護もバリケードも無しにRPG2をブッ放す。
しゅぼぉん…ひゅるる…(近)
…ぼこぉん!!…(遠)

…しゅぼぉん…しゅるるる…(遠)
…ぼこぉん!!…(近)

『あぢゃぢゃぢゃ!?』
目立つ発射炎を目印にされたか、文字通り尻に火が付いて右往左往する…ランボ〜。

「ね…?」
「あぅえぅ?」
ノエルの指示通り…戦争ゴッコで近所のガキ大将から教わったホフク前進の出来損ないを思い出しながら、ヘコヘコとガソヘッドに向かう…。


…黒騎士とナターシャ…。
「データ照合…人狩りとは別勢力!!」
電子装備満載の戦車内で、ナターシャが黒騎士に伝える。
黒騎士は、妨受されるのを承知で無線を開いた。

「よしっ!各自車輌に戻れ!!人狩りとは別勢力だっ!!」
遠回しに人質の心配は要らぬと通達…。
血気盛んなハンター達のヤル気をあおるには十分だった。
「よっしゃ!ガキの心配はいらねぇ!!」
「ケツぶっ飛ばしてやる!!」

黒騎士のとっつぁん…体力は衰え、現役と呼ぶには微妙な古参兵…ハッタリと勢い任せな連中を良くまとめていた。

「ヒイャッハァ〜!!」
正確な狙撃に守られたた野盗共の前衛…大通りを装甲バスや改造バイクで爆走してくる…。

「おい?ウチにあんな射撃の上手い奴いたか?」
「構うこたねぇ!相手は素人同然のハンター共だ!!」
日本刀を振りかざしながらヘラヘラと答える…。

ちゅどぉん!!

…青ボムガメ地雷原に引っ掛かった先頭のバイクが爆発炎上…急ブレーキをかけた野バス(野生化した路線バス)改造車に砲弾が叩き込まれた…。

がきぃぃん!!
ごぎぃぃん!!
「厚さ100mmの前面装甲にそんなモン効くかよっ!!」

Cユニットに『37mm砲弾直撃、損傷軽微。』と表示されたが…それでも着弾の衝撃と轟音は凄まじい。
それこそ何も聞こえなくなる…。

耳栓を用意しなかった不手際を呪いながら…砲撃煙をなびかせ瓦礫の陰に隠れたハーフトラックに照準を合わせる…。

…ぶぅん…ちゅいぃ……ちゅいぃ…
複合センサーの紅い輝きとチタン骨格の駆動音…。

間抜けな獲物をいたぶろうと躍起な彼に…ハーフトラックの『ご主人様』との連携で車内に侵入、背後から忍び寄り手斧を振り被る05型アンドロイドに気付く由もなかった…。


…最初のブービートラップに掛かった時点で散り散りになった野盗達。

「馬鹿野郎共!!何やって…!?」
…ぱん…どさ…

ジープで無線機に怒鳴り散らしながら指揮を執っていた野盗の親玉が、狙撃ライフルに額を撃ち抜かれた…。
当初、戦力こそノエル達と同等だったようだが…指揮官を失い、次第に各個撃破、逃走して行く。

ぶぉん!きゅきゅ…どずこぉん!!
軽快なフットワークでスピンターンをキメながら105mmの一撃で、野盗のT34戦車を爆発四散させ、ほくそ笑むノエル。
「むひょひょ…やっぱコレよね〜?」

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