戦争 10
「じゃあ今日はサマンサからだったね」
「早くもしてよ。コマンコ、ジンジンして辛いんだから!」
彼女は既に濡れて粘液で糸を引いている股間を弄りながら僕を急かす。
彼女達には誰から順に相手になるが事前に決めて貰っている。
流石に僕も三人いっぺんには無理だし。
誰か一人に優先順位が偏ると失礼だと思い、日替わりでの順番制にして貰った。
僕も服を脱ぎ全裸になるとサマンサを抱き締め、器用に膣へと立ったまま挿入した。
「あっ…入って来たわ」
愛しい男・・・というほどでもないだろうが、それなりに好みの男のモノを受け入れ、サマンサは恍惚の表情で語る。
ちなみに『それなりに好みの男』というのは僕の勝手な自惚れではない。
ちゃんと情報収集して、データを吟味したうえでの結論だ。
明日の命も知れない僕たち、特に女の子は性に貪欲だ。
子供ができれば、その間だけ長生きできるという可能性が、それを助長させているのかもしれない。
だから戦場に来たばかりの新兵の女の子は、ドラッグにハマったように男を求める。
しかし戦場にいる期間が長くなると、がっつくようにセックスしていた兵士たちに変化が表れるようになる。
子作りする相手が固定化し始めるのだ。
最初は美人とただヤレればそれでいいと思っていたのが、相手を選ぶ余裕ができるようになったのかもしれない。
どんな人を選ぶかは十人十色だが、だいたい投入1カ月くらいで自然とパートナーが決まってくる。
僕の場合はそれが配属された部隊の上官、後輩だったというわけだ。
「わざわざそんなこと説明するほどのことでもないでしょ?
毎日ぼくとヤッてるじゃないの」
「何言ってるのよ?今、私の胎内(ナカ)にいるあなたのが、私を妊娠させてくれる精液を出してくれるのよ?
声に出さずにいられるわけないじゃないの」
呆れる僕に、サマンサは憮然として反論する。
・・・そーゆーものだろうか?単にサマンサがエロ実況するのが好きなだけじゃないだろうか?
しかしそれを口にするといいかげん相手を怒らせかねないので、心の中にとどめておく。
そして機嫌を直していただくため、サマンサを抱き寄せ、情熱的なキスを交わした。
キスを堪能しつつ、僕の腰は動き続ける。
挿入スピードに緩急をつけ、時には浅く、時には深く、サマンサの膣内を動きまわる。
「あん!深いぃ!そこ気持ちいいぃ!!」
「そろそろ射精すよ!受け止めて!」
「来て!!膣内に射精してぇぇ!!」
僕はサマンサの身体を、抱き締めるとその子宮を目掛け、精子を放った。
「出てるぅぅ!熱いのナカででてるぅぅう!!」
僕の射精に合わせ絶頂に達したサマンサは、僕の精子を少しでも多く、子宮の奥へ届けようと膣を痙攣させた。
僕はサマンサが落ち着くまで、抱き締めてやると、落ち着いた彼女の性器からペニスを引き抜いた。
その後、リニス隊長とメリルの相手をして、それぞれに中にたっぷり出して、今日の仕事が終わった。
そして、また朝が来て、僕達は戦場でる。
いつものように戦線を維持する為に、仲間と共に武器を構え、敵を撃つ。
その日々を繰り返す。
だが、その日は僕とリニス隊長には、印象強い日になった。
敵の奇襲により、部隊が分断され、逃げ遅れた僕達は敵と味方の、砲撃が飛び交う戦場のど真ん中に、取り残されてしまった。
狭い塹壕に2人身を寄せ合い、味方がこの戦場を取り返すのを願い待つしかなかった。
運が悪ければ流れ弾で、死ぬかもしれない極限状態。
その環境において、密着状態で感じるメスの匂いは、僕の生殖本能を極限まで増幅させた。