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姉貴
官能リレー小説 - 同性愛♀

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姉貴 28

そして・・・
「いやああん!あぁ・・・ぁぁーっ!・・・ぁっ!!」
絶叫とともに薫は身体を震わせ,ぐったりとして動けなくなってしまった。快感のあまり失禁までしてしまったようである。朱音はシャワーで薫の身体をきれいに洗い流し,抱きかかえるようにもう一度浴槽に入れて温まることにした。

本当は自分ももっと愛してもらいたかったのだが,今の状態の薫にそれを求めるのは酷というものである。夜はまだ時間がある。楽しみは先に取っておくことにして,温まった二人は風呂から上がった。

さて同じ頃。蒼音は風呂に入った二人を待ちながら,これからのことに思いをめぐらせていた。これからのこととは・・・もちろん二人と愛し合うことである。
朱音はもちろん,薫も十分に自分の欲求を満たしてくれそうだ…蒼音にはその自信があった。この時点では,まだ薫が朱音とそういう関係になっていることは知らない。しかし,同じ嗜好を持つ者の直感か,蒼音には薫が“自分たちと同じ側の人間”であるという確信めいたものを感じていた。まあ,もし仮にそうでなかったとしても,朱音の時と同じように無理矢理にでも引き込むつもりでいたのだが…。
時間は十分にあるので,慌てることはない。できるだけ平静を装いながら,とりあえず自分も風呂に入ったりして準備を整え,目的を達成するチャンスをうかがうことにした。はやる気持ちを抑えながら,しかしながら傍目には悠然と,自らの欲望をかなえる計画を着々と進めていく蒼音であった。

日付が変わろうとする頃,朱音と薫はリビングでテレビを見ながら話をしていた。蒼音は自分の部屋で時間をすごしているようである。ソファに並んで座り,番組の内容に対してあれこれと他愛のない話をしながら,どちらからともなく二人の距離は縮まっていった。肩をくっつけて座っていると,お互いの身体から立ち上る香りがかすかに鼻をくすぐる。

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