しかしこれは逆にチャンスなのではないか？
呼吸が苦しいと言うことはその分吸う力も強くなっているはずだ。ならばこの機を逃すべくもない。
――吸い付いた。おでこに。

「ふぇっ？」
相変わらずペンギンさんがお好きなようで。
みずきが私の顔を抑えつけ、さながら自分のおでこに当てているかのようなこの状況、さも異様な光景であることだろう。
客観的な物の見方が出来れば良かったけど……いや、そういう問題ではないか。
軽いバードキスを浴びせつつ下へと向かっていく。
「ちょ、ちょっと待ってぇー」
ご無体な。
「待たない。もう無理」
みずきが動揺して手の力を弱めたようで、思いの外しっかりと発音できた。
のぼせて赤らんだほっぺを唇で味わいつつ、、今度は私からみずきの唇をいただいちゃおう。
チュウゥッ
「んっ・・」
何だかみずきも満更でもなさそう、、だけどお姉さん、君のせいで完璧にスイッチ入っちゃったんだなぁ。
これじゃ終われないよ。

みずきの細い体に腕を回しつつ、舌を侵入させる私。
「んぅっ？」