PiPi's World 投稿小説

王国
官能リレー小説 - 同性愛♂

の最初へ
 8
 10
の最後へ

王国 10

病とやらのここまでの活性化は始めてだった。普段は蔓が波打つ程度なのに…。
魔性の美しさを持つ赤い花に王の筋骨逞しい体が熱くなる。
少しではあるが肉棒が硬くなってくるのを王は感じた。これは不味いぞ、と本能的に感じたが事態は更に悪化していく。
赤い花は妖しげな香りを放ち、誘惑するようにくねった。中心部には甘い蜜が溜まっている。
にゅるにゅる…。
伸縮を繰り返す花はまさに女性器だった。見ているだけで射精してしまいそうな強烈な造形だ。
王は下半身に力を込め、どうにか勃起をこらえる。ここで快楽に身を任せたらどうなるか分かったものではないからだ、しかしどんどん下半身に血が集まっていく。
「カインよ…、一体これはどうなって…!」
ヤイル王は殆ど無意識に唯一残った息子の名を叫んでいた。
次の瞬間、王の我慢は限界を迎えた。
「くああっ!」
バギーン!と音すら鳴らし王の子種を放つ器官は屹立していた。
「う、おおおおお…」
野太い呻り声をあげて、王は股間を花に突きだす。強烈な勃起にヤイル王の意識は飛びかけていた。
極楽に居た王の精神は突如現実に引き戻される。
突然クローゼットの扉があけ放たれたからだ。
こんな変な所から飛び出してくる人物がまともなわけがない。暗殺者か、スパイか…王は自らの危機に不思議と心が躍った。
飛び出してきた人物は意外にも女、それも鋭い印象の美人だった。
腰にはナイフ、顔には派手な赤い仮面…服は動きやすいようにビキニ風の露出の多いものだ。なので巨乳がやたらに目立っている。
単独で行動している盗賊らしかった。ヤイル王は腰を動かして彼女から硬い屹立を隠そうとした、だが花はそれをさせない。

SNSでこの小説を紹介

同性愛♂の他のリレー小説

こちらから小説を探す