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王国
官能リレー小説 - 同性愛♂

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王国 11

もがいているうちにふと思い出す。
この女、どこかで見た様な…。
数日前の事だった、メイドの一人が持ってきた手配書に彼女の名前はあった。
ナタリア・サザンオレンジ。彼女は大物ばかりを狙う盗賊として手配されていた。
ナタリアは酷く発情しているように見えた。
王に絡みつく妖花の影響なのは明らかだった。クローゼットに隠れていたせいでまともに香りをかいでしまったらしい…。
そんな状態の女が魔物の花に絡め取られた王と居ればどうなるか、深く考えるまでも無かった。
女が見ている前で妖しげな花と王の屹立の頂点が合わさる。
「お、おい何をするんだ…」
花の蜜と我慢汁が混ざりあい、溢れる。更に花弁はうねりながら降りて亀頭が花弁の中に包まれてしまう。
「おおおっ」
まるで性器に挿入したかのような快楽に王はナタリアの前で呻いた。
しかし、次の瞬間国王の表情は凍りついてしまう。
更に巨大な花弁が彼の目の前に広がったからだ。それはまるで化け物の口のようですらある。
花弁は蜜をだらだらと垂らしながら蠢き、そして恐怖に震える国王の全身を包み込んでいく。
「おおおぉ…」
人払いをしていたので、誰も異変には気づかない。
唯一それを見ているナタリアも意識は朦朧で、助ける気はないようだ。
国王は巨大花に頭を飲まれてしまう。その頃には体を縛る蔓は全て外れていたが、この段階で逃げられるはずもない。
国王の視界が花の鮮やかな赤に覆われていく。彼は反射的に抵抗を激しくした。

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