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デーモン シード
官能リレー小説 - 同性愛♂

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デーモン シード 9

社会見学の少年を満載した退避カプセルはたちまち雄臭で満たされた。
くちゃくちゃくちゃ…
何本もの肉棒が一斉に扱かれ、そして放たれた精子が他の少年の肉体に浴びせられる。
誰の物かもわからない精液が更に快感を高める。ローションの様に肉棒に絡みついて余計に放出を促す。
生えたばかりの黒い茂みは大小の白い塊に覆い尽くされもはや見えない。
密室での快楽の異変はまだ対策犯の耳に届いてはいない。意図的に情報がシャットダウンされているのだ。

中学生が退避カプセルに誘導された時から既になにかがおかしかった。
まるで初めからこうする為に集めたかのよう…。根が深すぎる、そうとしか言いようがない。

花と化した少年が身をくねらせ始める。退避カプセル内の雄が森に放たれたのと同時だった。
腰を突きだし、見せつけるように扱きながら森を歩く少年達。
不思議な事に花々は襲ってこない。誰1人欠けることなく、花の少年と彼のおしべを差し込まれた女性研究員の元へ足を進める。
少年達が森に放たれた時、ようやく対策班が事態を理解した。

スクリーンに映し出される大勢の少年。それらが退避させた筈の中学生なのだから、スクリーン前は蜂の巣を突いた様な大騒ぎになった。
「避難は完了している筈。一体どうして…」
「逃げ遅れを見逃した、てわけじゃなさそうだな」
「こんな事絶対ありえない」
誰もが大声で叫んでいるが、どの言葉もぼんやりとした単なる疑問でしか無い。
「まさか、おしべとして呼び出されたのでは…」
誰かが叫んだ。確かにひしめく勃起は群がるおしべ以外に見えない。
だが、そんな予想をしたところで出来る事は限られる。対策班は離脱を延期するかしないかの決断をせまられる事となった。
しかしもう単純に離脱、という段階にはない。
少年達を見捨てて逃げるにしてもこの中に居る裏切り者を見つけ出さねばいけなかった。

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