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忘れ去られた村の儀式
官能リレー小説 - 同性愛♂

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忘れ去られた村の儀式 2

「山の妖怪が?…何かそんな動きがあったんですか?…」
祭司の老人に向かい首を傾げたのは三人目の少年“徹(テツ)”だ…
顔は“健成”に似てまだ幼さを残してはいるが、その身体は三人の中でも1番屈強である。

「おお徹、そなたも覚えが無いか?…ここのところやけに身体が熱くなることが多いじゃろう?…」
徹への祭司の言葉に、雄輔と健成までもが頷いていた…

「“身体が熱くなる…?”」
徹は祭司の言うことを反復して言う…
“熱くなる”と言われても、それが何を意味するのかよく分からなかったのだ…

「なんだ徹そんな顔して…三人の中で一番始めに精通を迎えたんはそなたじゃろうに…」
「うぇっ!?…」
“熱くなる”とはそういうことだと、徹はやっと理解した。
それにしてもこんな皆のいる前で“精通”などと言われ、徹は羞恥のあまり茹でた蛸のように顔を赤く染めてしまう…

そんな徹の姿を見て雄輔はどこか安心感を抱く。
あんなことをしていたのは自分だけじゃなかったのか…と。
精通を迎えてから今日まで、雄輔は毎夜欠かさずにソレを自らの手で扱き、溜まった精を放ってきた…
だけどその後始末をする時に襲ってくる罪悪感に日夜悩まされていたのだ。
とは言えこんなこと友達である徹にも健成にも言えなかった。
こんなことを告白でもしたら、とんだ淫乱なヤツと…二人に軽蔑されると思っていたからだ…

それは健成とて一緒だった。
徹や雄輔はどうなんだろう?…と気になってはいたが、言い出す勇気は持てないでいたのだ。
それでも山中に涌き出す温泉に三人して入る時、健成は何気に二人のソコを盗み見てはいた…
大人のように豊かに黒い茂みを生やす徹…そこから生え出る男根は、僅かながらではあるが肌色の亀頭を覗かせていた…
それに比べて雄輔の陰毛も男根も、自分よりも幼く小さかった…
それはいつもリーダー的存在である雄輔のモノとは思えず、健成は安堵とともに一人、優越感にも浸っていたのだ。

祭司の男の言葉に三人の少年達はそれぞれ高ぶった。
自慰による快楽、互いの雄の象徴を想像しますます顔を赤らめていく。
少年達の静かな興奮を感じた祭司の男は更なる指示を出す。
「しばらくはこの神殿の周囲から出てはならんぞ。それからここに居る間はこの清められた褌のみで過ごしてもらう」
その言葉の直後、森の奥の方から褌だけを身に付けた男達が現れた。手には気味が悪いぐらい白い布があった。

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