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プールの光景・同性愛版
官能リレー小説 - 同性愛♂

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プールの光景・同性愛版 4

あの小さな競パンからも陰毛ははみ出してはいないのに比べ、その脇毛の豊かな茂みは譲にとってはフェイントだった。
ドクンと陰茎に血が流れ初め、握る手の中で重量を増していく…
い、痛てぇ…
譲の掃いた競パンは、それを許さんとばかりに譲の陰茎を押さえつけた。

グググ、ググ…
水の中の赤い布が異音を発する。ほんのわずかの刺激で引き裂かれてしまいそうだ。
このまま本当に破裂するのではないか?そんな不安が頭をよぎる。
その不安と痛みで肉棒は硬くなったり柔らかくなったりを繰り返している。
他の男子生徒もそうだった。水面から出た顔は苦悶の表情をしている。
そんな彼等の異変に、スタート台で身を屈める陵介は気付いてはいなかった。
この最新の競パンが、自分のタイムにどんな影響をもたらしてくれるか…
その効果を誰よりも早く体感できることに胸踊らせていたのだ。

陵介はスタート台に指を掛け、一気に空に舞い跳ぶ。
鋼のようなしなやかな身体が、飛魚のようにプール内の男子の頭上を飛翔した。
美しい飛び込みフォームに赤競パンの男子生徒の声が上がる。
「陵介みたいなのがこの弱小部に居るのは勿体ないぜ…」
「ああ、全国大会だって狙えるさ」
そんなやり取りが護の背後から聞こえてきた。間違いではない、と護は思う。

美しいのは飛びこむ姿だけではなかった。水中に沈みこんだ彼の肉体は滑るように進んでいく。
とんでもない速度だった。ただ速いだけでなく、余裕すらも感じさせる動きだ。
「凄い…」
誰かの声が響く。
そんな時、水を吸った陵介の水着が効果を表し始める。
特殊な繊維が陵介の男性性器に絡みつき、そしてうっすらと色を薄くしていく。
布が溶けているかのような感触に思わず陵介は泳ぎを止める。
特殊な変化をしていくとは聞かされていた、布が透けていくという事も。
しかしこの普通の水着ではありえない感触には驚いてしまう…。
それでもここで実験を中止するわけにはいかなかった。
ここで止めてしまったらスポンサー料はパーになる。
陵介は泳ぎを続けた。
布は更に透け、少し離れた位置から泳ぎを見ている護達にも認識できる程になった。それでも誰も指摘したりあざ笑ったりはしなかった。
事前に水着になにかが起こると聞かされていたし、陵介の事を尊敬してもいた。なので実験が中断する様な言葉はかけなかったのだ。

そんな時、プールサイドに居た男子部員の耕一郎が野球ボールのような黒い物を20個ほどプールに投げ込んでいた。
耕一郎のばらまいた物は浮遊式の小型カメラだった。数は男子部員全員よりも多かった。
投下された黒いボールはしばらく好き勝手に動き回っていたが、あちらこちらで規則的な電子音を鳴らしながら新型水着の撮影を開始していく。
陵介らをカメラで撮影している男達を無人カメラが撮影するという奇妙な構造。
誰もその異様さには気づかない、男子部員全員が泳ぎや股間を締める感触に魅入られているからだ。
なので無人カメラは容易に彼等の股間に接近する事が出来た。


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