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プールの光景・同性愛版
官能リレー小説 - 同性愛♂

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プールの光景・同性愛版 2

プールの中の学生達もこの二人が争いにならなくて安堵していた。
揉め事のせいでテストが打ち切られるような事態になりでもしたら、面白くない。

準備体操が終わり、次のテストに移行する。それでも相変わらず女子生徒らが来る気配がないので朝輝は気が楽になった。

部活後のシャワールームで、時には行く銭湯で、朝輝はソコを隠したことなどなかった。
それは決して自慢にしている訳では無く、それどころか自分のモノが自慢にならないことも分かっていた。
だけど皆がそうしているように、敢て隠したりしたら、返って目立つことを知っていたのだ。
そう思うとここには男子しかいないのだ…
例え競パンからポロッと出てしまっても、恥ずかしいことなど微塵も無いんだ…と、自分を言い聞かせる。

ふと、朝輝は出入り口が閉じられている事に気が付く。
いつの間に閉められたのかはわからないが、これでは誰も入れない。
「このテストとやらは男子だけなのか?」
「詳しいことは聞いてないな」
そう言われてみれば、まだ発売されていない新素材の水着のテスト内容を一般の被験者にむやみに明かすとは思えなかった。
内容がよくわからないが、男子限定のテストなら朝輝にとって都合が良かった。
気が楽になった朝輝は被験者でもある部員の様子を見る余裕が出来た。
全員似たような競パンが支給されたから当然なのだが、どの部員の格好もかなり際どく色気がある。人から見て自分もこう見えるのかと思った朝輝は変な気分になってきた。
元々自分にナルの気質があるのは分かっていた。
恥ずかしいと思う感覚が、どこか性的興奮を呼び起こしてしまう性分を持っているのも気づいていた。
だからこの競パンを着用した自分の姿を鏡に写して見た時…実は朝輝の心中は胸躍ったのだ…
恥ずかしい…恥ずかし過ぎる…
それでもこのプールサイドでは極力そうは思わないよう朝輝は努めた…
もしその思いが前面に出れば、それが股間に形として現れることが分かっていたからだ。
「そろそろ、プールに入るぞ。水着の着用感に意識を向けておくこと」
朝輝の興奮をぶったぎるかのように陵介の指示が飛ぶ。朝輝を含む部員達は早速一列になって飛び込み台に向かう。
プールの中で彼等の肉体を視姦していた男子生徒らは邪魔にならぬよう隅の方に移動していった。
そんな彼等もゴーグルを装着し、それに備えた。
男子生徒とて、水中での選手たちの身体を事細かに観察し、それを報告しなければならなかったのだ…

緊張の赴きで水中カメラを握り締めたのは、木村朝輝担当の稲葉譲だった。
皆それぞれに、専属する選手が決められいたのだ。
譲の役目は木村朝輝の身体だけを追い、それをカメラに収める…
言ってみたら簡単な仕事ではあった…

だが、護らも撮影に集中できないでいた。
プールサイドの肉体美に心が乱れているからだ。
問題は他にもあった。
水面下にある彼等の股間もあのやたらと布面積の小さい新製品に包まれていたからだ。
色は赤く形状も微妙に違うが、やたらときつく股間に食い込むのは変わらない。
客観的に見れば記録係までもが新製品を着用するのは不自然に思える。
それでも支給されたその時は、こんな自分たちにも意見の一つでも聞きたいのだろうと、譲たちは納得はしたのだ。
しかし水に入るとそんな自分たちの考えが甘かったのだと思いしらされた。
水分に反応した薄布は、尚も激しく臀部を締め付けてきたのだ。
しかもそれは左右から中心に向けてピッタリと身体に密着し、その位置や形状まであからさまに分かってしまっていた…
何なんだよこの水着;…
譲は水面より自身を見下ろす…
譲の縮みあがった小さなモノは、長く水に浸かっていたせいだけでは無かった…

護は自身のモノにあまり自信がなかった。現に人並み程度だ。
それが特殊な水着で圧迫されているのだから、ますます小さく見える。
護はモノと同じように萎縮した。他の男子学生も似たような感じで、どこか上の空だ。

気が付くと朝輝達が飛び込み台の所に居た。護はカメラを向けるがまだ朝輝の順番ではないらしく台に立つ男は彼ではなかった。

彼は確か武藤陵介…
譲は木村朝輝にばかり気を取られ、彼の存在を認識していなかったことに今ごろ気付いた。
譲と武藤陵介とは同じ学部だったが、特別に話したことは無かった。
それでも互いに女の子にモテルことは意識し、顔が会えば微笑む程度の付合いはあった…
あんな立派なモノを持っていれば…女にモテる訳だよな…
譲は幾分かの嫉妬を抱き、スタート台に立つ陵介の股間を視姦した。

竿に浮き出る血管すら見えそうな程に食い込んだ股間はまさに雄、といった感じだ。

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