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造られた生命と男
官能リレー小説 - 同性愛♂

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造られた生命と男 4

ついに摂取が始まったのだ。黄ばんだ精液の塊がゆっくりと吸い寄せられていく。
ただ吸うだけではない。ホムンクルスは精液に手を伸ばし、手繰り寄せ始めた。
そしてようやく精液に触れる。
人工の生命が餌を摂取する瞬間にジヌディンはまたも急激な怒張をした。
じゅるるるっ。
ねっとりとした音が響く。男達が全力ではなった液がホムンクルスの口の中に消えていく。
ホムンクルスの黒光りする肉体が激しく跳ねた。弾き飛ばされたかのようだった。
濃厚で雄臭い餌を摂取すればそうなるのも当然といえた。
餌を取り込んだ喜びに身をくねらせるホムンクルスはもはや殆ど少年と変わりがなかった。体の色だけは相変わらず炭か影のような黒のままだが。

成長はここで止まった。
兵士として使えるような青年の姿にならなかった事にジヌディンは少々落胆をした。
ふと、ジヌディンは気づく。
彼等は少年の姿でありながらどれもが硬く勃起していた。
しかもどの男根も長くそして美しい。同じくガラス菅に入っている屈強な男にも負けていなかった。
「これは…」
ホムンクルスの少年達が体を動かし始めた。
餌を求めているのだ。
「あう!」
ガラス管内の名も分からぬ傭兵の一人が悲鳴を上げた。少年の黒い手が竿を握り締めていた。
それに続くように次々と肉棒が人工の生命の手に包み込まれて行く。
その握り締める手が上下運動を始めるのにそう時間はかからなかった。
少年に扱かれるという奇妙な刺激に男達は手を掴んで抵抗するが、扱く手の力の方が強いらしい。どうする事も出来ないまま扱かれている。
「あああ…止めろ…」
男達の懇願の悲鳴が研究室に響き渡る。しかし、少年の手は容赦なく絞りだそうと動き続ける。
どの手も不気味に黒いので機械に男根が挟み込まれているかのようだった。
あまりにも強すぎる刺激と奇妙な少年達の存在に男達は意識を取り戻しつつあるようだった。
半数近くが内側から管を叩いたりして脱出しようとしている。

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