PiPi's World 投稿小説

造られた生命と男
官能リレー小説 - 同性愛♂

の最初へ
 -1
 1
の最後へ

造られた生命と男 1

これはあるリレーの同性愛版になります、なので展開が酷似しております

人造の生物。
錬金術師達の永い永い夢の一つ。
それが遂に秘密裏に達成されようとしていた。

いかにもいかにも不気味な魔術師といった雰囲気の男が石で造られたボードの前に立った。
彼の名はジヌディン。
ジヌディンはボードに張られた古びた紙を一人読み上げる。
「ホムンクルスを成長させるには、男達の精液が必要」
とんでもなく突飛な内容だった。これを書いたのはある偉大な錬金術師…。
彼は人造の生命を生み出し、そして人の形になるまで成長させたと言われている。
彼とその生命がどうなったかは資料に無いが、とにかく実験が成功したのは確からしい。

ジヌディンは断片的に残された資料を独自に改良し、どうにかホムンクルスが餌を欲する段階にまで進めていた。
そのボードから少し離れた所には、人一人が入れる位の大きさの巨大なガラス製の器が整然と並んでいる。
ここは、ある地方の貴族の城の地下、牢獄だった空間を改造して造られた巨大な地下研究施設である。
数十のガラス器は全てが白く濁った養液で満たされており、その中には何か黒い塊が浮かんでいる。良く見るとそれは人間の胎児だった。
器の上からは養液を供給するための管が一本ずつ伸びており、それらは天井を伝って隣の部屋にある発電機まで伸びている。

その発電機を挟んだ部屋に今回実験に参加する男達が居た。
どの男も筋骨逞しく、性器の形も良い。
独身者の兵士や傭兵ばかりが選ばれているようだった。
とにかく精子を溜め込んでいる必要があったし、直接溶液内に男を入れるのでどんなトラブルがあるかわからないからだ。
兵士であれば最悪の事態が起こってもどうにかごまかせる…。

どうなるかが全く予想が出来なかった。なにしろホムンクルスが栄養を欲するまでに育ったのはこれが初めてなのだ。
あの錬金術師の例を除けば。

そんな実験にまともな神経の男が参加するはずはなかった。
なので、集められた男達は薬が打たれ意識が朦朧とさせられていた。既に全裸になっているのもそのせいだ。
男の一人が巨大な器具の中に入った、次の瞬間その男はガラス菅の真上に送り込まれた。
そんな調子で次々と裸の男達がガラス菅の上にセッティングされていく。

SNSでこの小説を紹介

同性愛♂の他のリレー小説

こちらから小説を探す