PiPi's World 投稿小説

冒険者コンラッド
官能リレー小説 - 同性愛♂

の最初へ
 -1
 1
の最後へ

冒険者コンラッド 1

コンラッドはオレンシアの兵士達に見送られながら冒険へと旅立っていった。
冒険と言っても、魔王を倒すだとか財宝を見つけるだとかそんな大きな目的は無い。簡単に言えば単なる情報収集のようなものだ。
しかし、大きな目標が無いといっても魔物等が至るところに居るので命の危険はある。なのでコンラッドは一般的な駆け出しの冒険者らしい武装をしていた。
ちょっとしたアーマーに大量生産の地味な剣、それから木の盾…。
あまりにも普通すぎる装備だ。普通すぎて風景に溶け込んですらいる。

オレンシアの町並みが遠くなってきた。そんな時、コンラッドの足元になにかが触れた。
棍棒だった。最近出没するようになったある山賊グループの物らしくまだ新しかった。
それがなぜ落ちているのだろうか。

誰かが落としていったんだろうか?…
コンラッドはそれを拾い上げ、真面真面と見つめる…
これって武器に使うのだろうか?…

それは先から少し下がった所に括れがあり、その下部は上部より少し細くなっていた。
しかもそこには幾本もの筋が削られており、上部のふっくらとした部分には油が塗られ艶々に輝いていた。

こんなもん、誰が何の目的で使うんだ?…
コンラッドは首を傾げながらも、きっと何かの役にも立つ時も来るだろうと鞄に入れることにした。

しばらく歩いていると今度は黒い布のようなものを見つけた。
山賊の身に付ける腰布やビキニのようだった。山賊達になにがあったのだろうか?
コンラッドは流石にそれを拾う気にはなれなかった。こんなものが防具になるとは思えないし、酷く裂けていた。
肉体だけ消化されて残骸が吐き出された、という可能性も考えられなくはなかったが真っ先に思い付いたのは屈強な山賊が全裸に剥かれた光景だ。
「これが落ちているって事は裸にされたって事だよな…」
コンラッドは卑猥な予感に頭がモヤモヤしてきた。
【オーク族だった部分を人間に改稿、しばらくは人間とエロ生物メインで行きます】

SNSでこの小説を紹介

同性愛♂の他のリレー小説

こちらから小説を探す