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モンスターハンター・ルーバー編
官能リレー小説 - 同性愛♂

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モンスターハンター・ルーバー編 2

ルーバーは相手に呼びかける事はしなかった。
どうせ、聞く耳を持たない。そんな物わかりのいい相手ならそもそも問答無用で襲ってこない。
森の中をジグザグに走り回る2人。双方のスタミナが無くなって行くのに比例して森の様子も変わっていく。
不意にルーバーの目の前を走る襲撃者の姿が消えた。にゅるんとなにかに持ち上げられたのだ。
ここでようやく双方森の様子がおかしい事に気がついた。だが、もう遅い。
襲撃者は伸びてきた紐のようなものに装備を剥かれた。ルーバーが胴体を露出させていたおかげでこの行為はスムーズに行われてしまう。
あっさりと残骸と化してしまう鎧。通常なら破壊される事は無いが、接合部を狙われてえぐり取られるとパーツ単位でバラバラになってしまう。
ルーバーは少しずつ鎧が分離して行く様子を見ている事しか出来なかった。
襲撃者が武器を投げ捨ててなかったら、その武器を投げつける事が出来たのだが…。
襲撃者は頭部の防具だけを残して全裸にされてしまった。このモンスターは鎧を剥ぐ事に特化しているらしかった、今までのモンスターには無い特徴だった。
ルーバーはどうにか彼を助けようとモンスターの弱点を探る。
しかし、全く分からない。そのモンスターは得体のしれない形をしており、どこがどうなっているのかすらまったくつかめない。
ヒレか翼のようなものがいくつも生えているのは確認が出来た。
それらは複雑に折り重なり塊になり、まるで巨大な鳥の巣かなにかだ。大木にへばりつくようにしているので余計にそう見える。
その巣のような塊は、ルーバーの前で一対の翼を生やし始めた。そのひときわ大きな翼は見覚えがあった。
あるハンターが救出された時に空を横切っていった龍種の翼に酷似していたのだ。
しかし、わかるのはそれだけで後は抽象的な塊といった感じだ。
モンスターをつぎはぎした奇妙なアート作品みたいな物は、ルーバーの目の前で形を変えて行く。
先に捕えられていた男達2人をどこからともなく出して、リーダー格の男の左右に並べた。2人とも頭部装備以外すべてはぎ取られている。
彼等も裸にされただけで無事なようだった、負傷は見られない。
しかし今は無事でもこの後どうなるか…、このまま消化されてしまう可能性も低いわけではない。
ルーバーはアイテムを探る。投げつけられそうな物が無いかと考えたのだ。
太いロープと小型のナイフがあった。どちらもモンスター相手には役に立たないが、組み合わせれば自分が登るのに使えそうではある。
ルーバーは早速ロープを付けたナイフを投げて、3人の男達の下あたりで絡めて引っかけた。
モンスターの反応は無い、ナイフが絡んでいる事を感知出来ていないようだった。
ルーバーはあまり大きな音が出ぬようにゆっくりと上った。
そしてモンスターの真下のポジションをとった。
やはりここまで近寄ってもよくわからない…。こんなに接近しているのにどこが弱点なのか全く見当がつかない。
モンスターが動き始めた。ルーバーはロープを更に硬く絡めて振り落とされないようにする。
グググ…ぎりぎりぎり
3人の裸の男を捕えたそのモンスターはルーバーの見ている目の前で複雑に変形を始める。
時たま金属音のような音を発生させながら、モンスターは王冠の様な形状に変化した。
全裸の男ハンター達がくぼみに投げ出された。
ルーバーは確信した。
これは、ハンターを狩るモンスターなのだと…。
どこからか動物の口もしくは花弁のような器官が出現し、くちゃくちゃと開閉を始めた。
牙のような物は確認出来ない。
まるで壷かラッパみたいだな…。とにかくルーバーには危険なものには見えなかった。
その蠢くラッパは、いやらしくヒクヒクと開閉しながら上の男に襲いかかる。
彼らに逃げ場はなかった。

悲鳴が聞こえたがモンスターの下側にぶら下がっているルーバーは上の状況がよくわからなかった。
ルーバーはモンスターの上に這い上がって驚愕した。
ラッパ状の器官の先端が3人のハンターの股間にしっかりと合わさっていたからだ。
3人のハンターは快楽に我を忘れたのか、それを外そうともせずただただ股を限界まで広げて体をくねらせている。

ルーバーが熱っぽい目で見ている事すらもわからなくなっているらしかった。誰ひとり、ルーバーに気づかない。
なにか強烈な媚薬でも注入されているのだろうか…。
ルーバーは男の象徴を包み込む器官を切り落とし彼等を快楽から解放する事も考えた、しかし手が止まる。

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