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雄の陰陽伝
官能リレー小説 - 同性愛♂

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雄の陰陽伝 2

「袋叩きする前に泣かせてみません?…アイツ厠に閉じ込めても褌隠しても、1度も泣いたことありませんからね…」
「ああ、それは面白そうだな…身体の傷はいつかは治るが、精神的な痛手はそう簡単に無くなるもんでもないらしいからな…」
「でもそれって…どうすればいいんすかね?」
「おい見ろよあの野郎のアソコ…デカイ割りにスッポリと皮被ってやがる…」
「先ずはあの中身…得と拝見させて貰おうじゃねーか…」

背後に迫り来る危機を全く感じてはいない頼宣は、呑気に鼻歌を奏で、前屈みで褌を洗っていた。
腕を動かす度に垂れ下がった陰嚢が揺れ、芋虫のような大きな陰茎が振子のように動いた。
それにより、僅かではあるがソノ容量が増していく…
「最近ヤッてないもんな;…」
頼宣がポツり呟く…
確かに大勢の少年たちと寝起きを共にする毎日の中では自慰をするのも憚られ、精通を迎えた頼宣にとっては辛い毎日だった…

それは背後にいる5人の少年たちとて同じだった。日々大量に陰嚢内で作られる子種を自由に発散も出来ず、その陰部に溜めるだけ溜め込んでいたのだ…

襲撃者は花を川に浮かべた。それにより、催淫性の花粉が放たれ始める。
そして甘い香りと共に頼宣の方へ一直線に飛んでいった。

「なんだか変に甘い臭いがするな?」
頼宣はようやく周囲の異変に気づき始めた。
山の中で甘い花の臭いがするのは珍しい事ではない。
だが、今回は異質だった。異様に濃く、嗅いでいると体が熱くなってくる。
どうにか離れようとするが、頭がくらくらして思うように歩けない。

そんな時、川の一部が盛り上がり巨大な花を出現させる。
これは襲撃者達が用意した花とは違った。まず彼等はそこに花を置いていないし、そしてやたら大きい。
その大きさは畳4畳分と同じくらいであろうか。中央には巨大なめしべがそそり立っている。
予想外の事態に襲撃者の少年達も声をあげてしまう。
頼宣は声の方に振り返り、慌てて股間を押さえた。
「な、なんでお前らが…?」
少年たちは地面に腰を着き、わなわなと振るえている…
しかも全員が全員白褌に頂きを作り、その先端には雄臭い染みを作っていた。
「ま、マジかよ…」
その光景に驚きながらも、そうしている場合では無かった。
巨大な花から延びる雌しべが、頼宣の基に迫って来ていたのだ。
「うぁぁぁ!…」
頼宣は痺れる身体を懸命に動かし、川から這うようにして上がった。

少年達はそうもいかなかった。
自らが呼び出した5つの花の全てが連動して暴走し、それぞれの足に絡み付いた。
そこからは早かった。
ジタバタと暴れまわる少年達を花は易々と自らの真上に浮かせた。彼等は花粉を至近距離でまともに浴びる…。

頼宣は迫る雌しべから逃げるので精一杯で襲撃者に近寄ることすらできそうになかった。

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