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迷路の黒い獣
官能リレー小説 - 同性愛♂

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迷路の黒い獣 10

グ!グ!
フェリクスのモノと黒豹のモノがくっちゃくっちゃとなんどもぶつかり合う。
リーダー格の黒豹は必死で抵抗しているようなのだがどうしても逃れる事が出来ないでいる。その隙にフェリクスは彼の左手に自分に付けられていた拘束をはめる事に成功した。

自分達のリーダーを盾にされ、黒豹達は激しく動揺をした。一旦はリーダー格の雄をフェリクスから引き離そうとしたようだが、すぐに距離をとりだした。
迂闊に手を出してリーダー格に危害が及ぶ事を考えたのだろう。
じりじりと後ろに下がって行く黒豹達をフェリクスは逃さなかった。
フェリクスの手から放出された魔力は蜘蛛の糸のように複雑に広がって行った…。
その白い紐は黒豹の手足に絡まり動きを封じる…といっても黒豹の筋力で引きちぎれる程度の強度しか持っていない。
だが、一時的に動きを止めるには十分だった。ただでさえうろたえていた彼等は手首や足首に絡んだ蜘蛛の糸に対応が出来なかった。
ほんの一瞬ではあるが、全員が無防備な体勢をさらしてしまう事になった。
彼等に白い紐が向かう。単純な攻撃だったが黒豹はやすやすとそれの接近を許してしまう。
シュルッ!
「くっ!うっ!」
短い呻きを漏らし、手下の黒豹は巨根をグッとフェリクスに突き付けていた。黒く光る性器には不釣り合いな真っ白な紐が絡み付いていた。
まるでコックリングのようだった。
フェリクスはその紐を軽く引っ張る。
「ああ!」
黒豹の男達が巨根をしゃくりあげてにじり寄る。
リーダー格を盾にされたどころか性器を支配下に置かれた彼等はもはや攻撃の意思の欠片も残っていなかった。
フェリクスは次の行動に移る。
リーダー格の黒豹の背後に回り、様々に寝技をかけていく。
リーダー格の雄と自らの「雄」を同時に人質に取られた彼等は目の前でひねり倒されたリーダー格をただ見ている事しか出来ない。
黒い雄獣の視線の中心でリーダー格の黒豹は様々に姿勢を変えていく。リーダー格の黒豹も負けずに攻撃をしてはいるのだが、やはり片手が使えないというのは大きなハンデらしく一方的に関節を決められている。
その翻弄される様子はまるで男の迷路にはまり込み迷う獣…。

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