脱皮したら 2
紘輝は瞬の性的嗜好には着いていけていない事が度々なのだが、
ブレイマンティスに変身して戦ってきてきた数々の敵との戦いにおいては、
ライトビートに変身した瞬と息の合った戦い振りであり、
「瞬さん、僕、あなたと一緒に戦える事を誇りに思ってますよ」
そんな瞬と紘輝の出会いは2年前に遡り、
「またライトビートが現われたって」
「ライトビートと特撮番組のヒーローなんて比較にならないよね」
まだ小学生だった紘輝は後にブレイマンティスとしてライトビートと共に戦うとは思っても無く、
皆の話を聞きながら漠然と、
「(ライトビートって誰なんだろう?)」
ある日、紘輝は学校の帰り道、何かに見られているような感覚を覚え、
「な、何だこれ・・・」
突如、ナメクジが直立したような怪物達に取り囲まれ、
あまりの恐怖に足が竦んでしまっていると、ライトビートが目の前に現れ、
「君、大丈夫か」
「は、はい」
「危険だから早く逃げるんだ」
怪物達を蹴散らしていくライトビートであったが、次第に追い込まれ、
口から吐く粘液で身動きが取れなくなり、
「どうしよう。このままじゃライトビートが」
すると紘輝の体が硬質な物質で覆われていき、
「こ、これは」
「彼も俺と同じように・・・」
硬質な物質にすっかり覆われてしばらくすると、中から大きく姿を変えた紘輝が現われ、
「何がどうなって・・・」
戸惑う紘輝だったが、後ろから襲ってきた怪物にすかさず手刀を打ち込むと、
怪物は手の力と手から発した衝撃波の相乗効果により、真っ二つになり、
「ぼ、僕がやったの?」
こうして紘輝の活躍もあって、怪物達は撃退されたのだが、
初めての戦いでだいぶ消耗したようで紘輝はぐったりとしており、
「大変だ」
しばらくして意識を取り戻すと自分の部屋に戻っており、
「どうして帰って・・・」
「初めてにしては上出来だったよ。ブレイマンティス」
「あ、あなたは・・・」
紘輝は自分も目の前にいる少し年上の少年も全裸である事に気付き、
「どうして裸に・・・」
「色々説明すると長くなるけど、俺がライトビートって事は俺と君だけの秘密にしてくれないか」
「だからあなたは・・・」
突然、精通を迎えたばかりの陰茎を握られ、
「無知ゆえの純粋さってのも悪くないよね」
「ちょ、ちょっと」