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見知らぬ土俵
官能リレー小説 - 同性愛♂

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見知らぬ土俵 7

「た、助け…!」
その言葉に逆らうように蔓は彼等のモノを扱きあげ、絡み付く数を増やしていく。
びゅるるるっずごごごごご!
緑の濁流が性器に流れ込んでいるかのようだった。
淫らな植物の塊をまともに受けている雄の象徴は覆われて、緑色の絵の具で塗りたくったようになってしまう。
その包み込む刺激に観客の男は次々と抵抗する力を奪われて行く。それどころか更なる快感を求める者すら出始める始末だった。
そうなれば土俵から生えた謎生物にとっては都合が良い。妖しく暴れまわる植物はそこそこ大柄な男をやすやすと抱えあげて、割れた地面の中に呑み込んでいく。
まさに男食べ放題、と言った状況で観客の数はどんどん減っていく。
飲み込まれた男達は這い上がってくることはなかったが、消化されたわけではない。
彼等は土俵下の地中に作り出された巨大な捕獲袋に入れられていた。これは根が儀式の影響を受けて変化したもので、簡単に言えば中が空洞になったジャガイモのようなものである。
そこに、更に次から次へと男性性器を草の緑に染めた男達が投入されていくのだからどんどん生臭くなっていく。
その雄臭さが頂点に達した時、地中に作られた部屋は急成長した外皮によって閉じてしまう。
これで観客の男達は出られなくなったわけだが、それを嘆く者は居ない。
誰もが股間にまとわりつく草の刺激と同じように絞られる男の肉体の感触に酔いしれていた…。

密室の中で緑色に染まった腰を激しく振りまくる男達。そこにゆっくりとエキスが注入されて行く。
糊の様に粘ついたその液はねっとりとした音を立てて男の肉体を宙に浮かせる。
エキスの中でぎっちりと密集し腰を振り続ける男達の肉体…いつしか洗濯物かなにかの様にかき回され始めた。
その男の部屋に土が被さっていき、そして完全に見えなくなってしまう。
こうして、外から見えるのはそこから天に伸びる大木のような蔓とその上で亀頭同士を合わせた力士だけという状態になっていた。

根の部分に大勢の男達を取り込んだ事により、兜合わせは更に激しさを増した。


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