PiPi's World 投稿小説

見知らぬ土俵
官能リレー小説 - 同性愛♂

の最初へ
 4
 6
の最後へ

見知らぬ土俵 6

今まで常になだらかだった土俵が波打ち、競う2人を大きく揺らした。
力士は前のめりになり抱き合うような状態となった。意地でも尻を地面につけまいとした末の行動だった。
その密着体勢は下からの乱入者にとって都合が良かった。らせん状に伸びあがる蔓は競い合っていた男をまとめて持ち上げてしまう。
まさにまとめ食いであった。螺旋の中で大ぶりな硬い肉体が踊る。
「ぬうおおおぉ!」
地鳴りのような雄叫びをあげながら二人の力士は土俵の上で回転を始める。
ちょうど遊園地のコーヒーカップに乗って回っているような状態である。

突如空高く突き上げられた力士に10人にも満たない観客達が驚きの声をあげる。
地上の彼等にはそれくらいしか出来る事はなかった。
轟音を発しながら力士二人は身をよじらせる。
合わさった肉棒には既に細い蔓が絡みついており、結合を解くどころか脱出すらも不可能な状態に陥っていた。
肉棒に絡む蔓はパンパンに張っていた竿をなんらかの力で柔らかくした。そして蔓の一部かのようにグニュグニュとうねらせ始めた。
「くう…」「うわっ」
強烈すぎる刺激にもはや相撲どころではない…。組み合っていた手が離れた。
反りかえった男の間で激しく絡み合う肉棒。
あまりの激しさにもはやどう絡み合っているのかもわからない。結びつけられてしまうのでは、と2人が思う程だった。

観客の男達も逃げる事は出来なかった。上空の2人の壮絶な絡み合いに目を取られている隙に、新たに土俵から生えた蔓に襲われたからだ。
たちまち土俵周辺は男の悲鳴と蔓の暴れる音で埋め尽くされた。
土俵の上に居た2人は快楽と共に太い紐に巻かれて見えなくなってしまっていた。
観客達の男性性器もその力士の様子を再現するかのように細い物に絡め取られている。

SNSでこの小説を紹介

同性愛♂の他のリレー小説

こちらから小説を探す