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龍の踊り食い:緑の竜編
官能リレー小説 - 同性愛♂

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龍の踊り食い:緑の竜編 2

話は1年前にさかのぼる。
小さな扇が輝いた時、俺の男根が急激に怒張した。
先端の皮が一気に剥かれて、大きく膨らんだ亀頭が姿を現す。
痛みすら感じる強烈な勃起だった。赤く色づいた亀頭を振り回しながらのたうちまわる。
いつしか俺は全裸になっていた。
誰も居ない開けた空間、俺は妙な解放感の様な物を感じた。
一心不乱に男根を扱きあげる…。

「どうしたんだ?」
その声で俺は現実に引き戻される。
気が付けば、目の前に自分と同じような竜の戦士が立っていた。
他の戦士に遭遇する事は非常に珍しい事だった。
依頼人の説明によると、竜人戦士の人数は両手で数えきれるほどに少ないらしく大体の行動範囲も決まっている…らしい。
なので協力どころか遭遇すら滅多に起こらない。俺も今まで戦ってきたが、立ち去る後ろ姿を1度見たきりだ。

初の正対に俺は返事しながらも舐める様に観察してしまう。
目の前の竜の戦士は、黄色い体をしておりライオンに似たたてがみがあった。
俺とは違うタイプの竜だが、やはり基本的な構造は人間と違いが無かった。
逞しく背は俺とさほど変わらないようなのだが、体が太いので一回り大柄な感じがする。
彼は右手に大型のボウガンを手にしている。大剣とかが似合いそうな雰囲気なので意外に思えた。
一通りの観察が終わると俺の目は自然と彼の股間に向いていく。
食い込んだ黒いビキニに心臓を守る程度の胸当て、自分の物と少しデザインは違うがやはり露出が多く性的だ。

そんな目で見られているとも知らずに黄色の竜人は敵に飛び込んでいった。
俺もそれに続いた。目の前でゆらゆらと揺れる茎を扇でなぎ払う…。

黄色の竜人は、どこかから召喚した岩を障壁にして射撃をしていた。
見事な腕だったが、戦果はかんばしくない様だった。
あまりに魔物が大きすぎるのだ、俺も頑張って斬り続けているがどうも調子が出ない。
なにかおかしい。
相手の大きさと再生能力に押されているのもある、しかしそれ以上になにかが引っ掛かる…。
黄の竜人は自動生成される矢をいくつかひっつかむと空中にほおった。
それは瞬く間に小型の竜・・・ただし透き通っていて形も単純な外見の物に姿を変える。
ロボットみたいなそれは植物に群がって爪で斬りつけ始めた。

こんな事も出来るのか、と感心したがそれでも大したダメージにはなって居ないようだった。
蔓が振り回されるとロボットみたいな竜のいくつかが弾き飛ばされて霧散する。

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