PiPi's World 投稿小説

ストーユ大陸
官能リレー小説 - 同性愛♂

の最初へ
 2
 4
の最後へ

ストーユ大陸 4

自分の肉体が化け物にでもなってしまったのかと心配になったが、どうやら違うらしい。
(まさかこれも聖杯の力だとでも言うのか?)
そうだとしたら、ますます厄介事の予感がする。この様な効果がある以上、聖杯の力には善悪どちらにでも傾く危険性を孕んでいることになるからだ。それに、盗賊達も同じ様にパワーアップしているとしたら?そこまで考えて、ヴェベルは背筋に冷たい汗が流れるのを感じた。
(不味いな。盗賊達が意識を取り戻して暴れ出したら、俺一人ではとてもじゃないが敵いそうにないぞ…)
ヴェベルは焦りを感じながらも冷静に思考を続ける。
幸いにもまだ盗賊達は意識を取り戻していないようだが、いつまでもこうしてはいられない。
一刻も早く出口を見つけなければ。そう思い立ったヴェベルは、とりあえず壁に生えている鉱石を調べてみることにした。
すると、驚くべきことにその鉱石からは魔力の波動のようなものを感じ取ることが出来た。
ヴェベルは驚きつつも、さらに調べていくうちにこの洞窟がただ者ではない存在によって造られたものであると確信するに至った。
これは一体どういうことなのか?疑問に思いつつも探索を続けていくうちに、ヴェベルはある可能性に至った。
もしかするとここは『迷宮』と呼ばれる場所なのではないかということだ。
かつて聞いた伝説によれば、遥か昔に存在したとされる超高度な文明が存在していたという。そして、その時代では岩石に特殊な加工を施すことで様々な効果を生み出すことが出来たと伝えられていた。


,
の最初へ
 2
 4
の最後へ

SNSでこの小説を紹介

同性愛♂の他のリレー小説

こちらから小説を探す