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ストーユ大陸
官能リレー小説 - 同性愛♂

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ストーユ大陸 3

辺りを見回してみるが、どうにも見覚えのない場所だ。
地面や壁など至る所から謎の光を放つ鉱石が露出しており、それが淡い輝きを放っているおかげで薄暗いながら周囲を確認できる程度に視界が確保されている。
そんな不思議な空間に素っ裸で放り出されているのだ。
こうなったのも盗賊達が襲い掛かってきたせいだとヴェベルは憤る。
彼は怒りを覚えつつも、冷静に状況を分析し始める。
(まずはこの変な場所から脱出することを優先せねばなるまい。盗賊達は…まだ気絶しているか)
まず真っ先に確認すべきは、盗賊達の状態だろう。
もし彼等が意識を取り戻して再び襲い掛かってきた場合、自分一人では対処しきれないかもしれないからだ。
幸いにも全員気絶しているようだが油断はできない。最悪な事態を想定しておくべきだと思われたからである。
(とりあえずこいつらを拘束しておくか)
そう決めて辺りを見回すと、ちょうど都合よく縄として使えそうな植物が近くに生えていた。
これはありがたいと引きちぎり、全員を一箇所にまとめて括り付けることに成功する。これでひとまずは安心だろう。
だがしかし、問題はここからだ。この洞窟が何処に存在するのか、そして出口がどこにあるのか全く分からない。
途方に暮れるヴェベルだったが、ここでふと気付いたことがある。
いつの間にか身体が軽くなっているのだ。
まるで重力から解放されたかのようにふわりと浮くような不思議な感覚で、全身に力が漲ってくるようだ。
試しに軽くジャンプしてみると、普段の倍近い高さまで跳んでしまったではないか。
(これは一体どういうことだ?)
ヴェベルは困惑しながら身体を見下ろすが、特に異常は見られない。
いつの間にか身体が軽くなっているのだ。
まるで重力から解放されたかのようにふわりと浮くような不思議な感覚で、全身に力が漲ってくるようだ。
試しに軽くジャンプしてみると、普段の倍近い高さまで跳んでしまったではないか。
(これは一体どういうことだ?)
ヴェベルは困惑しながら身体を見下ろすが、特に異常は見られない。

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