PiPi's World 投稿小説

海と少年
官能リレー小説 - 同性愛♂

の最初へ
 3
 5
の最後へ

海と少年 5

四肢が埋もれた部位の肉壁からは細い触手が何条も伸びて、少年の大腿や二の腕へと接続し、血管が張り巡らされる様に彼の肉体に同化している。
これらは点滴の様な役割を持ち、長期間の活動に際しても生体コアが栄養失調にならない様に機能している。
コアの上部から伸びた2本の細い触手が、少年のこめかみに繋がっている。これらは脳神経に接続され、少年の脳を活動に際しての演算処理を行うコンピュータとして利用するためのケーブルの役割を担っていた。戦闘機としての活動で流れ込む膨大な情報量は、本来であれば人間の脳を蝕み、一時間も稼働すればそのコアを廃人にしてしまう奔流である。しかしこのコアは、そうならないための手段を持っていた。
情報の置換…全ての情報は快楽の電気信号に変換され、生体コアの脳へと送り込まれる。脳のみに全体に膨大な負荷をかけるのではなく、生体コアの体全体を使って快楽に置換された情報を受け流す事で、その情報の奔流に耐えられる様に設計されているのだ…。
そうなれば当然、快楽を与えられるのは脳だけではない。口蓋、乳首、陰茎、陰嚢、尿道、前立腺、直腸………
少年のありとあらゆる性感帯には、それぞれ肉質に蠢く触手が接続され、全身を絶え間なく愛撫され犯されていた。

戦闘機の巨大な体躯が、生体コアを得た事で動き出す。
その活動による情報の奔流は生体コアとなった少年の体へと快楽の電気信号として流れ込み、少年は激しく身を捩らせ痙攣させながら、その全身で活動に必要な演算を行う…

思考は快感に塗りつぶされ、視界は常にスパークし意味を成さない。乳首と口蓋をねぶられ、後孔と尿道を犯され、陰茎と陰嚢を優しく揉みしだかれながら、もはや何も考えることのできない体で、本能的にへこへこと腰を前後させる少年…
その外にはこの少年と同じ運命を辿る事となる二人の少年が居た。その一人は褐色の肌に黒髪の少年で、もう一人は金髪碧眼の白人の少年だ。
互いの名前を知らないどころか、人種すらバラバラの三人。普通に生きていればすれ違うことすら無かっただろう。
そんな彼等がここに呼び寄せられたのは、偶然ではなく必然であった。
褐色肌の少年と金髪の少年も、先に珊瑚に取り込まれた少年と同様に水着を脱ぎ捨てペニスを弄りながら珊瑚を選び始める。
褐色肌の少年が選んだのは黒の珊瑚、金髪の少年が選んだのは緑の珊瑚だった。
ズブッ!ジュブッ!
二人はほぼ同時に珊瑚に挿入する。その瞬間、二人は信じられない程の快感に襲われた。

SNSでこの小説を紹介

同性愛♂の他のリレー小説

こちらから小説を探す