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怪しげなリング
官能リレー小説 - 同性愛♂

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怪しげなリング 11

「あれは本当にコウモリなのか…?」
ジェラルドは目を丸くして呟いたが、その答えが返ってくることはない。
コウモリは尚もマルジオを犯し続けていた。
やがて、マルジオ達の足先がピンと伸びきり、全身が激しく震えたかと思うと一斉に白濁液を放出し始めた。
「うぉぉぉぉぉぉ!」
マルジオ達は絶叫しながら射精し続ける。先程絶頂した時とは比べ物にならない量の精液が噴出し、快楽に溺れる男達の表情が悦楽に溶ける。
その量の多さにコウモリの腹部が徐々に膨れ上がっていった。そしてそのまま、完全に気球の様な形状に変わってしまった。
「な、何なんだこいつらは…気球に変わってしまったぞ…」
あまりの異様な状況にジェラルドは言葉を失った。
パンパンに膨らんだあの球体の中にはマルジオ達の精子が詰まっているに違いない。そう考えるとジェラルドは得体の知れない恐怖を感じた。
だが同時に、股間が熱くなるような興奮を覚えていた。この異常な光景に欲情してしまった自分を恥じたジェラルドは、頭を振って雑念を振り払った。
マルジオ達を吊り下げた気球はかなり高い位置にまで行ってしまった。ジェラルドがジャンプしても届かない高さだ。
ジェラルドには彼等を救い出す手段は無かった。もはや見上げる事しか出来ない。
もし屋根が無かったらこの淫らな気球はどこまでも高く飛んでいっただろう。ここが室内であるという事にジェラルドは感謝した。
しかし、このままにしておけばいずれ何かしらの限界が来る。早く手を打たなければとは思うが、一体どうすれば良いのだろうか。
ジェラルドは見上げながら必死に考えたが、その思考はすぐに中断させられた。
マルジオ達が再び絶頂を迎えようとしていたからだ。
「あっ!あああぁ!!」
空中でマルジオ達の体が跳ね上がる。
それと同時にリングが青く光り輝き始めた。ジェラルドが持っている物も例外ではなく、その青い光は少しずつ強まっていく。
「これがリングが持つ『水』の力
か…!」
ジェラルドは呟きながらも目線は上空から離さない。マルジオ達の痴態を見逃すまいと食い入るように見ていた。
その瞬間、彼等がしているリングから溢れ出した水によって一瞬視界を奪われた。
「くっ…!?」
ジェラルドは思わず目を瞑ったが、すぐにまた開く。そして、その目に映ったのは水がまるで青いリボンのように固形化してマルジオ達の肉体を包んでいく場面だった。

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