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魔物に捧げられ
官能リレー小説 - 同性愛♂

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魔物に捧げられ 11

それでもなお金狼は諦めなかった。
なんとかこの状況を切り抜けるために必死で頭を回転させる。
(この人数を相手に勝つにはどうすればいい?)
考える時間は多くない。焦りながらも金狼は思考する。
少年達は金狼を輪姦しようと取り囲んでいる。狼のマスクが配られる前は仲間だったというのに、双方の思想は完全に別のものに変質していた。
もう少年達の頭の中からは金狼のマスクを被った少年が誰だったのかという考えは失われていた。
少年達は目の前の金狼を倒して犯すことだけが全てであり、それ以外のことは考えられないようになってしまったのだ。
「おおお!」
金狼は雄叫びを上げながら少年達を押し退けようとする。
だが、少年達の連携はそれを許さない。金狼の動きに合わせて巧みにポジションを変えてくる。ペニスをギンギンに反り返らせながら。
金狼はそれに翻弄されて体勢を崩してしまう。
そしてそこにすかさず少年が飛びかかる。
金狼は咄嵯に身を捩って回避しようとするが間に合わない。
金狼の肉体の上に馬乗りになった少年はそのまま金狼そっくりの姿へと変わっていった。
「やめろ!俺の真似をするんじゃない!」
金狼は叫ぶが少年は止まらない。
それどころか、他の少年もまた同じ姿へと変貌していくではないか。
金狼は絶望的な状況に追い込まれてしまった。
だが、その絶望感も消えていく。なぜなら誰もが金狼となってしまったのだから。
もはや誰が始めに変身した金狼なのか、本人達ですらわからなくなっていた。
ただ一つだけ確かなことがあった。全員が全員、肉棒を強く勃起させていたということだ。金狼はそんな自分自身を見つめながら、これから自分がどのような目に遭うかを理解した。
当然恐怖を覚えたが、それ以上に期待も抱いていた。自分と同じ顔を持つ者達に囲まれて乱交を行うなど想像すらできなかったからだ。


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