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魔物に捧げられ
官能リレー小説 - 同性愛♂

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魔物に捧げられ 2

青年が袋を開けるように全員に指示をする。
ある少年の袋の中からは金色の狼の被り物が出てきた。
しかし、他の少年の袋の中身はそうではなかった。どの袋にも怪しげな薬草らしき草の束が詰め込まれていた。

とにかく一人だけ中身が違っていたのだ。
「う…美しい…」
狼の被り物を引き当てた少年が声を漏らす。
隣の少年も様々な意味でその被り物に目が離せなくなっていた。
「これで、選定は終わったようだな」
静かに様子を見ていた青年がいきなり喋り始めた。
これは何かを決めるくじ引きのようなものだったらしい。狼の被り物を持っている少年に視線が集中した。
その少年は自然とその被り物を被ろうとした。青年はそれを止めはしなかった。
「あああ!」
被り物を装着した少年が叫ぶ。可愛らしい狼男のような外見になった彼は体をガクガクと震わせて身をよじっている。
それはどういうわけか周囲の少年も同様だった。
狼のマスクから何か魔力のような物が放たれているらしい。それらをまともに食らった少年達は立っているのもやっとだ。
そのうち彼等の股からボタボタと何かが垂れ始めた。
彼等の褌は完全に濡れて透き通っている。彼等のペニスから一斉に薄い汁が噴射したからだった。
少年等のどこか幼い真っ直ぐさがあった目は、飢えた獣のような歪みを宿す。
息を荒げ今にも誰かに襲い掛かりそうな彼等を見つめる青年が、よく通る声で話しだした。
「準備は出来たようだな。それでは儀式を始める! 垂れ流しになりたくなければ、薬草を忘れるなよ」
青年が発した声が響き渡ると、少年等は言われたとおりに荷物を掴み、後に続いて広場へと向かった。

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