盛り上がった胸板も同様らしい、ダボルの胸板全体が激しく動き回り乳首がヒクヒクと疼いている。細い触手が乳首を搾るように絡み付いていると推測できた。
女のように胸を揉まれ、ダボルはますます勢いよく我慢汁を放ってしまう。
「た、助けてくれ…」

こうなってしまえば、もはやフリッツァーに彼を助けることは出来なかった。フリッツァーの見ている前で触手の動きは次第に速くなっていく。
「なんだか…凄く良くなってきた…」
ダボルの表情が緩み、目の焦点が合わなくなっていく。もはや、向こう側のフリッツァーが視界に入っているかどうか怪しい。
盛り上がった胸板を揉まれ乳首を搾られるという奇妙な初体験に、ダボルは完全に夢中になってしまった。
ダボルは触手の中で自ら手足を大の字に広げ、フリッツァーに勃起を見せつけるみたいにした。
完全に取り込まれていると言ってもよかった。もはや、逃げ出す気すらもなくなってしまっている。
フリッツァーはダボルのペニスをじっくりと観察する。この奇妙な泥の塊の動きと彼の快楽と何らかの関連があるのは明らかだからだ。
幸いダボルが完全に酔いしれているのでフリッツァーの行為に怒りを露にすることはなかった。
泥の山みたいな外見に似合わず内側では繊細なじらすような責めが行われているらしい。
ダボルの亀頭は不気味なほどに赤黒く膨張しているが、中々子種が発射されない。開ききった尿道からは我慢汁が何度も勢いよく噴射されるがそれも明らかに色合いが薄かった。
どうやら泥の中に取り込まれてから一度も発射していないらしい、亀頭の周辺にも子種の塊が見当たらなかった。
ダボルはそのうちもどかしそうに体をよじり始めた。
だが、それでもダボルは絶頂にまで至らなかった。発射するギリギリの責めが続いている。
ダボルは中々射精できない事に焦り、腰の振りを激しくした。

いくら内側の触手が巧妙に寸止め行為を繰り返しているとしても、ダボルから動いているのに一滴も精子が出ないのは妙に思えた。

「あんなに亀頭をパンパンに膨らませて…」
思わず声が漏れる。それが同情か、興奮によるものかはよくわからない。