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森に逃げ込んで
官能リレー小説 - 同性愛♂

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森に逃げ込んで 4

「これは何か素材になりそうだ…」
ウィレムは大量に貯まった謎の蜜の利用法を考え始めた。
目の前でアナルを責められて射精し続ける山賊達の心配は全くしていない。花が彼等に直接の危害を加えそうにないからもあるのだが…。
ウィレムが全ての瓶に蜜を入れ終わる頃には山賊の男達は次々と解放されていた。
ウィレムは関わりたくないのでさっさと逃げようとしたが、どうも彼等は様子がおかしい。ウィレムには気づかずにフラフラとある一点に歩き始めた。
そして、ラッパの様な巨大な花の中に自ら入り始めた。
花の内部には触手がびっしりと生えており、中を覗くことは出来ない。それにその触手が中に入り込んだ者を逃げられないようにしているらしい。
そんなところに山賊達が次々と入り、ズンズンと奥に歩いて行ってしまう。
彼等は触手に追い込まれるように奥に引き込まれていく。まさに入れ食いという感じだ。
最後の一人は花弁の欠けた花に居た男だ。花弁を一枚取っていたおかげで中の男を排出するための開花が遅れたらしい。
ウィレムはその男のすぐ後ろまで近寄り、観察を再開する。
やはりこの山賊も意識朦朧らしく、ウィレムに対して反応を見せない。
彼の向かう先にあるラッパ型の花の中からは男の呻き声とクチャクチャと卑猥な音が響いているのだが、それにたいする恐怖心もないらしい。

他の山賊は既に全員が花に飲まれてしまっているし、唯一出遅れたこの男も全裸で催眠状態にある。
脅威はほとんど無いと判断したウィレムは思いきった行動に出る。
彼に近寄ってみる。
巨漢のその男はウィレムより頭ひとつ分は背が高かった。彼がうつろな状態でなければ絶対に近寄らなかったであろう雰囲気だ。
赤茶色の長めの髪からは花の蜜が垂れている。それが雄々しい筋肉を濡らし、より卑猥にした。
既に花の中に飛び込んだ男達とは違い、山賊らしくなかった。山賊達とは違う陣営の者が紛れ込んだのだろうか?

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