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影の戦い
官能リレー小説 - 同性愛♂

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影の戦い 5

彼等の悶絶はだんだん激しくなっていく。
そのうち、全員がいきり立つ男根を押さえて苦悶の呻き声をあげ始めた。そこが異変の根元なのは明らかだった。
「ウゥーッ!ウーッ!」
両手で押さえられているそれは未だにヒクヒクと痙攣しながら絶頂を繰り返している。先端からは生臭い空気しか出ていない。
そのうち狂ったように自慰を始め、そして股間を高く突き上げて泡を噴いてしまった。それでも彼等の性器からは何も出ていない。
明らかに何らかの状態異常が起こっていた。
気絶した男の中心で、奇妙な塊が激しく動き始める。
それに合わせるように周囲の男達の体が跳ねた。そして、尿道をぱっくりと広げてそこから薄い液にまみれた奇妙な塊を吐き出した。
その奇怪な光景の中で、塊の動きはさらに活発になる。
やがて、それらは一点に集まり始めた。
ぐちゃっ…………ずちゅっ………… 鈍く湿った音を立てて、一つの小さな球になったそれが集まっていく。
ある程度形はまとまったが、まだそれは動いている。
その球体が脈打つ度に、周りの男たちがビクンと震えた。
さらに変形していくそれは、次第に細長くなっていった。
ズブブッ……グジュルル……
粘液の音を立てながら、細長い物体が出来上がる。
長さ30センチほどだろうか?先端の部分は傘のように大きく広がり、竿の部分には幾つものイボが付いていた。
不気味なキノコの様にも見えるし、陸に打ち上げられたクラゲの様にも見える。とにかく、何がなんだかわからない物体であった。
「アッ!アッ!アッ!」
突如、狐耳の男達が切羽詰まった声をあげ始めた。その奇妙な物体が何らかの異変を引き起こしているようだった。

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