PiPi's World 投稿小説

Girls,be ambitious.
官能リレー小説 - 同性愛♂

の最初へ
 3
 5
の最後へ

Girls,be ambitious. 5


「お前って性格悪いな!
名前言ったばっかなのに『お前』のまんまだし。
こんなんだとは思わなかったぞ。」

「じゃあ、どんなんだと思ってたわけ?
ってか、そっちこそ『お前』って言ってんだろ。」

窓際に腕組みをして寄りかかるその姿は悔しいくらい絵になる。
口をつぐんでいやらしい笑いを引っ込めたらの話だけど・・・

「それは・・・
寡黙で物静。」

「どっちも同じような意味じゃん。
ってか、それイメージだろ。」

「マジ、ヤな性格!」
「お前ってホント顔に出やすいのな。」

青海川はかみ殺していた笑いを我慢し切れずに笑いながら
ムカツク言葉を吐いてくる。

「大きなお世話だ!
そんなんどうでもいいから早く教えろよ!!」

一秒でもこいつと同じ空間に居る事から抜け出したくて
話を元に戻す。
少しでも憧れてるかもなんて思った自分が馬鹿みたいだ。

「そうだなぁ・・・。」

青海川は考え込むように黙り込んだ。



暫くして青海川は口を開いた。

「お前は…世の中には説明のつかない不思議な出来事があるのを信じるか?」
「なに宗教がかった事言ってんだよ。
勧誘ならお断りだぞ」

SNSでこの小説を紹介

同性愛♂の他のリレー小説

こちらから小説を探す