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木陰
官能リレー小説 - 時代物

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木陰 2

そこからは早かった。留吉は裸にされ、尻の穴に肉棒を突き立てられた。
「ああっ!」
悲鳴を上げる留吉。
源右衛門の腰が激しく前後運動を始めると、すぐにそれは甘い喘ぎへと変わっていった。
「ああ…いい…気持ち良い…もっと突いてくれえぇ」
自ら源右衛門の肉体にしがみつき、立ったまま貫かれる。
留吉の顔はすでに快楽に染まっていた。
だらしなく開いた口から舌が覗き、目はうつろである。
やがて二人は同時に果てた。留吉の体内に大量の精液が注ぎ込まれる。
その後、源右衛門は留吉の体を貪るように何度も犯し続けた。
留吉も悦びの声を上げながらそれに応え続けた。もはや最初の恐怖心など微塵もない。
それからしばらく時が流れた。
日は完全に沈み、夜の闇が広がっている。
源右衛門の股間からはまだ白い液体が流れ出ている。留吉はその前で四つん這いになっていた。そして、その舌を源右衛門の剛直に絡めて綺麗に掃除している。
留吉はもうすっかり骨抜きになっているようだ。
源右衛門は、ただその場に佇み、留吉の舌の感触を味わっている。
その時、留吉に変化が起きた。
突然、留吉が獣のような唸り声を上げた。それと同時に彼の全身の筋肉が膨れ上がっていく。
そして、留吉は人の姿を捨てた。
灰色がかった黒い毛並みに鋭い牙と爪を持つ、一頭の巨大な狐へと変貌したのだ。
しかし、それでも留吉だった頃の面影が残っている。その眼は赤く輝いているが、どこか優しい印象があった。
注ぎ込まれた源右衛門の妖力によって、留吉は妖狐へと生まれ変わったのである。
灰色がかった黒い毛並みに鋭い牙と爪を持つ、一頭の巨大な狐へと変貌したのだ。
しかし、それでも留吉だった頃の面影が残っている。その眼は赤く輝いているが、どこか優しい印象があった。
注ぎ込まれた源右衛門の妖力によって、留吉は妖狐へと生まれ変わったのである。


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