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今日からお殿様!?
官能リレー小説 - 時代物

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今日からお殿様!? 25

 剣道で鍛え上げた凛の括約筋は、和馬の逸物をぎゅうぎゅうと締め上げる。そして膣壁がくねくねと蠢きながら入り口から奥へと吸い上げようとする。ばこばこと出し入れするたびに陰茎全体がすさまじい快感に包まれた。和馬の絶頂もいよいよ近づいていた。
「どうだ凛? 気持ちいいか? いっぱい、いっぱい出してやるぞ! 絶対孕むんだぞ! いいなっ?!」
「むごお"お"お"お"お"お"――――っ!!!!」
 ずびゅうううっ!! ぶばっ!! ぶばぁっ!!
 遂に爆発した和馬の子種汁。熱い迸りは大量に吹き出し、快感によって下がってきた子宮口の中へと注ぎ込まれていく。
 二人はそのままがっくりと力尽き、燃え尽きたように動かなくなった。
「おお…おお…。和馬様の子種汁…熱ぅい。いっぱい、いっぱい出てる…」
「そうだ。凛の御満子を全部、僕の子種汁で埋めつくしてやるからな…。はぁ…はぁ…」
 快感の余韻に打ち震え、恍惚とする二人。煩悩がすべて昇華された忘我の境地であった。

 その前に黒い影がすっと現れた。
 影の正体は楓だった。三人相手ではさぞ大変だろう、と和馬の身体を心配する家竜の命を受けてやってきたのだった。
 しかし二人は楓に気づく様子はまったくない。
「…あたい、ご祝儀に南蛮渡来の媚薬と強壮剤を持ってきたんだけど、いらなかったみたいね」
 楓は呆れ顔でこう言うと、また風のように立ち去った。

 それから四ヶ月。
 秋吉田藩藩邸の和馬の寝室では、今日も四人の男女が絡み合っていた。
「あふ…っ。お兄様の御珍棒、とっても美味しいのぉ…!」
「れろ、れろ、れろ。なんの、私の舌使いの方がずっと上手ですわ!」
「和馬様ぁ…。私のお乳の感触、如何ですか?」
 春菜は亀頭の先端をくわえ、紫月は竿に舌を這わせている。凛も負けじとおっぱいで挟み込もうとする。
 三人の娘は和馬の逸物を奪い合うようにして必死に奉仕している。
 もう一刻(二時間)は過ぎただろうか? 和馬がいくら放出しても、娘たちは飽きることなく愛撫を続けているのだ。
 三人のお腹は既に大きくなり始めている。あの日の交合が一発命中して、見事に孕んだのだ。
 正室と側室の同時懐妊は、家老たちにも大きな驚きをもって迎えられた。 
口の悪い家臣の中には和馬を『暴れ種馬』などと陰口を叩く者さえいるほどだ。
「なぁ…。もうそろそろ勘弁してくれないかな? 明日も色々と忙しいし…」
「ダメですっっっ!!!!」
 三人は同時に叫んだ。
「私たちでたっぷりと抜いて差し上げますからね。殿方はいつどこで浮気するかわかりませんもの」
 春菜の言葉に残る二人が大きく頷いた。
「まだまだ、あと五回は出していただきますからね!」
 紫月の言葉に、和馬は戦慄した。
「僕の子種…、藩の財産だから無駄遣いするなって言ったのは誰だっけ?」
「お黙りなさいまし!!!」
 妻たちから一喝されて、和馬は肩をすくめた。
その後の和馬は、三人の妻たちの尻に敷かれながらも、秋吉田藩藩主として藩政改革に成功し、破綻寸前だった藩財政を再建した。
また外様ながら北方警護や、海外貿易など様々な面で幕府を支え、義兄である将軍家竜公からは、譜代の大名たちよりも信頼された。
その信頼は家督を譲り大御所と成っていた家竜公の死に当って、息子である現将軍の後見人を任される程であった。
彼はその後、正妻である紫月との間に出来た息子に家督を譲るまで、幕政に重きを置かれ、外様ながら天下のご意見番として幕府を支え続け、その信頼は彼の死に当って、将軍から格別の恩顧が施される程であったという。
彼の死後も、秋吉田藩は江戸時代を生き延び、御一新まで彼の血筋が秋吉田を治め続けた。
彼の若い頃をモデルとした伝説は、現在でも秋吉田の人々によって語り継がれ愛されている。
その多くが後世に作られた作り話とされているが、その伝説の多さは、彼が如何に秋吉田の人々に愛されているかを表していると言えるだろう。


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