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戦国奮闘記!!
官能リレー小説 - 時代物

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戦国奮闘記!! 17

その後は明日菜も表向き大人しく姉を立てていたため、織田家の家督争いは凍結状態に成っていたのだが、つい先日それまで明日香様を支持していた柴田香津美が妹の陣営に加わり、今や織田家は半ば冷戦状態に突入していた。
山奥にある寺で、ある変化が起こっていた。
何人もの僧侶が手を合わせて一心不乱に経文を唱えている。彼等は既にトランス状態にあるようで、その表情は虚ろだ。異様なのはそれだけではない。直立して祈り続ける彼等の周囲を取り囲むように、無数の黒い影が立ち尽くしているのだ。
まるで影絵のように黒一色で塗り潰されたそれらは、人型のシルエットをしているが顔も体つきも判然としない。辛うじて手足らしきものが判別できる程度だった。
僧侶達の唱える読経の声が響く中、黒い影達が僧侶に絡みついていき、やがて一体となったかと思うと僧侶達の着ている法衣を消失させていく。
僧侶達は全裸となったが、それでも微動だにせず、ひたすらに祈り続けている。彼等の陰茎には金色のペニスケースに似た器具が装着されている。そのケースの表面に刻まれているのは複雑な模様や文字であり、それらが妖しく光を放っている。
そして、その輝きが増すごとに僧侶達の顔が苦悶に染まっていく。
「ああっ!おぉっ!」
僧侶の一人から苦痛とも快楽ともつかない声が上がる。
彼の股間に装着されている金細工の器具が複雑に動きながら形を変えていく。中の陰茎が膨張するのを阻害しない形状に移行しているのだ。
こうしてすっかり勃起したその僧侶は読経を再開させた。ただし、それは先程までとは全く異なる音程とリズムを持ったものだ。
それに合わせて他の僧侶達も次々に勃起させ、歌うような調子で経を唱える。
極楽へ誘われ、悟りの境地に至る事を信じて一心不乱に。
僧侶達は己の陰茎に装着された器具により射精の事しか考えられなくなっていき、読経の声もどんどん高く大きくなっていく。
そして遂に、その時が訪れようとしていた。

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