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放蕩王子に買われた俺は
官能リレー小説 - ショタ

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放蕩王子に買われた俺は 2

最早入る前の威勢はどこかへ吹っ飛び、半ば放心したように俺は湯船に浸かっていた。
俺を必死に磨いていた男児は今度は自分の番だと言わんばかりに体を洗い。
女性たちはカイエン王子に侍っていた。

そんな俺のもとに一人の女の子がわざわざ隣にやって来た。

「いいなぁ、男子はその年でもカイエン王子の寵愛を受けれて」

そう言ってため息を吐くが意味を理解したくなかった。

「?ロメオとあなたが今夜王子の寝所に招かれたでしょ?」
ロメオと言うのはあの男児の事で今夜俺は王子に抱かれるらしい。そして俺には拒否権がない。


彼女、レレの話を聞くと、カイエン王子は両刀らしい。

初めは王妃への嫌がらせだったらしい。
ただでさえカイエン王子は妾の子であり王妃としては目障りであった。
王に知らされる事無く細々とした嫌がらせが続き、食事に薬を盛られることなど今では日常茶飯事となっているほどだとか。戦争孤児たちを保護し、孤児院を運営するのはいわば国家の責任でありそれを王妃に賛同する貴族たちが潰そうとしたりでカイエン王子もさすがにプッツンしたみたい。と最後はやけに軽かった。

次期国王だが妾の王子、そんな王子の嫁ぐ姫は少なく両刀とはいえ抱く男が貴族の見目美しい男子や有能な兵士とかなら権力者の道楽として目をつぶることもあるそうだがカイエン王子が抱くのは孤児や奴隷など身分の低い者ばかり。今では縁談の一つも来なくなり高笑いをしているらしい。
風呂から上がれば今度は温かな食事が振舞われ、腹いっぱい食べるという贅沢を味わった。
今着ている服でさえ罰が当たりそうなぐらい手触りの良い良い布でできていた。

そして楽しい時間と言うのはすぐに過ぎていくもので、俺はロメオに連れられて王子が使う寝室でスタンバっていた。
俺の横で鼻歌を歌ってるロメオは俺とは違い戦争孤児らしい。なら何でこんなことをしているのかと言うと。
今は傭兵団の見習いとして朝から晩まで細々とした仕事をしているらしい。
例として傭兵団に支給する大量の食事の下処理やその食材の運搬。野営に使うテントの補修等、また週に何日か大人に交じって訓練も行っているらしい。
そしてカイエン王子がトップにいるこの傭兵団は当然規模が大きい。そうすると必然的に底辺にはどうしようもないクズも交じってくる。
ロメオはそんなクズ野郎共に襲われたらしい。
人気のない場所に連れ込まれ、手足を振り回し抵抗すれば容赦なく殴られただただ自分たちが気持ちよくなればいいとばかりに乱暴にまわされて最後はその場に放置されたらしい。


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