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ショタなペット【第三部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第三部】 95

「お姉さま、しっかり。」
「大丈夫……ぜ〜んぜん酔ってないからぁ……」
フラフラ歩く香奈を何とか歩かせる美雪。
「美雪ちゃ〜ん……ぎゅ〜ってして〜。」
「お姉さまやはり酔ってますね……」
「全く……ママったら飲みすぎよ。」
優花はやや怒った様子で言う。
「うっ……」
「え?お姉さま?洗面所はどっち?」
慌てる美雪に
「あ、こっちです。」
絵美が先導する。
「も〜最後にこんなのって……」

「はぁ〜ごめんなさい。」
危機一髪で洗面所に駆け込んだ香奈が呟く。
「お水をお持ちしました。」
絵美がコップに水を持って現れる。
「お姉さま大丈夫ですか?優花ちゃんゴメンね。せっかくのおめでたい日に。私がもうちょっとしっかり言ってれば……」
「お義母様は悪くないです。」
「でもね……」
「ママ、ちょっと悪乗りしすぎよ!」
優花はかなり怒っている。
「きっと香奈さんは楽しかったんだと思いますよ。」
和己は香奈を庇う。
「うん……優花の晴れ姿が見られて……嬉しかったの。だからつい……」
香奈は申し訳なさそうに言う。
「もう……絵美姉さまにもお手数おかけして……」
「優花、私は良いわ。もう怒らないで。ね?」
絵美は優花を軽く抱き締め頭を撫でる。
「で…でも……」
顔を真っ赤にして照れながら優花はまだ何か言おうとする。
「私の言うこと聞いてくれないと、和己君に優花ちゃんと私のレズプレイ見せ付けちゃうわよ。」
「あ……それはそれでまた……ゴニョゴニョ……」
真っ赤になり俯く優花。その優花に
「ん〜?如何したの優花ちゃ〜ん?」
誘うような声で言う絵美。
「絵美姉さま……」
「ふふ、もう一回ギュってしてあげるね。」
ぎゅぅ〜っ
「ふぁ……お姉さまぁ……」
優花はレズモードのスイッチが入ってしまう。「お姉さま」と絵美を呼ぶのはレズプレイをするときだけなのだ。そこへ
「優花さん!」
和己が叫ぶ。
「優花さん、しっかりしてください!」
優花の焦点の定まらない目を見た和己は、優花の両肩を持って激しく揺する。
「う……ん…、あ、和己君。」
「大丈夫ですか?」
「うん……ありがと……」
「ふふふっ、素晴らしいナイト様ね。優花ちゃん、和己君を選んで正解よ。」
絵美はそう言って優花の頭を撫でる。
そんなこんなで身内だけで行われた結婚式は終わった。

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